さらに札幌に3泊滞在「新幹線で帰ります」 台風の影響で欠航相次ぐ 北海道・新千歳空港
16日朝の新千歳空港です。
お盆休みのUターンラッシュでスーツケースを持つ人の姿が多く見られましたが、出発を知らせる案内板には台風による「欠航」の文字が。
埼玉から旅行で訪れていたこちらの家族は、羽田に向かう便が欠航になり、落ち着かない時間を過ごしていました。
(埼玉に帰る人)「きょうの午後3時の便を予約していたんですけど、欠航になってしまったので」
北上する台風7号は、非常に強い勢力を保ちながら時速15キロの速さで関東地方に接近しています。
(宮崎アナウンサー)「お盆のUターンラッシュ、普段は保安検査場の前は長い行列ができますがその姿はありません。ご家族を見送る人もまばらです」
北海道エアポートによりますと、台風の影響で新千歳空港と羽田・成田空港を結ぶ便は、午後4時時点で114便が欠航となりました。
こちらは横浜からの観光客です。
予定していた便が欠航になり、さらに3泊札幌に滞在することになってしまいました。
(横浜から来た人)「きょう帰る予定だったが欠航になり、早い飛行機が21日と言われたのでそれもキャンセルして、19日に新幹線で帰ることにしました」
(宮崎アナウンサー)「旅費は思わぬ出費では?」
(横浜から来た人)「しょうがないですね、この日のために働いているので」
お盆休みはエスコンフィールドで大好きな野球観戦をしたり、動物園でワニを間近で見たり、充実した時間を過ごしたようです。
(横浜から来た人)「いろんなところに行っていい思い出ができた。北海道にもう少しだけいられるのでいい部分もありました」
一方、埼玉に帰るため振替の便を待っていたさきほどの家族はというとー
(埼玉に帰る人)「あしたから仕事なのできょうどうにかして帰りたい。とりあえず仙台便をキャンセル待ちして、仙台から陸路でどうにかレンタカーなり新幹線なり」
待つこと1時間、仙台便に空席が出たことで無事チケットを取ることができました。
(埼玉に帰る人)「取れてよかったです」
仙台に着いた後は陸路で埼玉に戻るということです。
台風7号はこのあと関東や東北地方に接近する見通しです。