北海道各地で急増!人里に降りてくる“クマの目撃” 背景にはクマの餌不足が…専門家が指摘
北海道浦河町内を順調に走る車。
次の瞬間…!!!
ドライバーが急ブレーキ!!
目の前には2頭のクマ。
“あわや”でした。
こちらは何かを探すようにきょろきょろしながら歩く1頭のクマ。
石狩市浜益の住宅敷地では、きのう午後7時半ごろ、魚を干すための小屋がクマに倒される被害がありました。
“住宅街のクマ”は札幌でも。
南区・川沿の住宅の裏に現れたかと思えば…
深川市でも畑のすぐむこうに黒い姿がー
各地の住宅街から、連日の目撃情報は枚挙にいとまがありません。
秋は冬眠前にクマがエサを求めて活発に動く時期ですが、目撃情報が今年は9月の1か月間だけで723件と、去年の実に3.5倍に急増しています。
そのワケはー
(北海道立総合研究機構 釣賀一二三自然環境部長)「ミズナラという木の実、いわゆるドングリや、ヤマブドウやサルナシなどの果実、この時期のクマの主要な食べ物の実りがあまりよくない」
今年は道内の広い範囲で木の実が不作ということで、食料を求めて人里に降りてきているクマが増えているといいます。
人の生活圏に入らせないように、エサとなるものを外に置かないなど対策が必要です。