車で走行していたら…まさかのシカ飛び出し! シカとの接触事故が急増 危険予測した運転を
札幌市白石区東札幌2条1丁目を走行する車のドライブレコーダーが捉えた映像です。
きのう(18日)午前7時半ごろの通勤時間帯。
次の瞬間!
1頭のシカが突然飛び出し、前を走る車と接触してしまいました。
この事故の直前には同じ個体とみられるシカが近くのマンションの敷地内にいる姿も目撃されました。
ここ数日シカの目撃や事故はこれだけではありません。
後志の仁木町の国道ではきのう午後5時半ごろ、救急車とオスのシカ1頭が衝突する事故が。
男性1人を札幌市の病院まで搬送している途中でしたが、幸い男性の容態に変化はなかったといいます。
きょうも次々とシカの目撃が。
午後0時半ごろには、白石区本通15丁目付近の月寒川の河川敷の林内で、警察官がオスのシカ1頭を発見。
午後1時半ごろに、同じ個体とみられるシカがJR平和駅と新さっぽろ駅の間の線路内で目撃されましたが、シカは厚別区方面に200メートル進んだあと、行方が分からなくなりました。
市街地で次々目撃されるシカですが、専門家はシカの生態が関係しているといいます。
(札幌市円山動物園エゾシカ担当 池田智亮さん)「エゾシカは常に餌を求めて動く動物ではあるので、この時期特有というわけではないんですが、この繁殖時期にオスは活発に色々な場所に行ったりすることはあると思います」
道警によりますと、エゾシカが関係する交通事故の23.2%が10月中に発生。
中には死亡事故も起きています。
(道警 交通部交通企画課 川上拓さん)「特に夕方、16時以降から夜にかけて発生が増えております。シカはいきなり道路脇から出てきます。1頭出てくればもう2頭3頭と出てきます。十分に鹿がいるかもしれないというふうに危険を予測していただいて、運転をお願いしたいと思います」
シカとの遭遇は突然にー
1年で最も注意が必要な季節が、いまです。