「手がかりを」集中捜索開始 知床観光船沈没事故から2年 乗客家族が集団訴訟を起こす方針
北海道知床の観光船沈没事故から23日で2年です。
海上保安庁は現場の周辺で、ことし初めてとなる集中捜索を始めました。
おととし4月23日に知床沖で発生した観光船沈没事故では、乗客・乗員20人が死亡し、6人の行方がいまだわかっていません。
事故から2年が経つのを前に、22日朝、海上保安庁のダイバーや機動救難士など9人が集中捜索に向けて出発しました。
(第一管区海上保安本部 関貴之 救難企画指導官)「ご家族に何か1つでも手がかりをお渡しできれば良いかなと思い、一生懸命捜索したい」
一方、乗客の家族は来月下旬以降、船の運航会社と社長に対して損害賠償を求める集団訴訟を起こす方針を固めました。
会社側の民事責任を問う動きはこれが初めてで、およそ30人が参加する見通しだということです。