北の日本海に春告げる…まるで牛乳流したみたい乳白色の海 ニシン“群来”到来
北海道小樽市の海岸で撮影された映像です。
まるで牛乳を流したかのように海の色が乳白色に広がっています。
これは大量のニシンが産卵し、海が白く濁る「群来(くき)」とよばれる現象で、2月から3月にかけて主に日本海側沿岸で見られます。
(通りがかった釣り人)「7時くらいには出ていたね。ずっと向こうまであるもんね」
おたる水族館によりますと、余市を含む小樽沿岸での群来の到来は10年ほど前から毎年見られるようになりました。
北の海に春の到来を告げる景色です。
群来の到来を受け、さっそく網を仕掛けに行く漁師の姿もありました。
(漁師)「しけが終わったから来たんじゃない?ニシンも結構大きい。去年よりもとった感じ大きい」
小樽市の漁協では先月21日からニシン漁を解禁していて、スーパーでも新鮮なニシンが見られるようになってきました。