泊原発に新たな動き…高さ19m・工事費1800億・完成3年後目標 新・防潮堤工事始まる
北海道電力は、泊原子力発電所を津波から守るための新たな防潮堤の設置工事を28日から始めました。
3年程度での完成を目標に工事を進めるということです。
新たな防潮堤は高さ海抜19メートル、最大幅30メートルです。
全長およそ1.2キロにわたって泊原発を囲むように建設します。
工事費はおよそ1800億円で、地中の深さが最大およそ30メートルの強固な岩盤に直接固定する工法を採用するということです。
泊原発にはこれまでにも高さ海抜16.5メートルの防潮堤がありましたが、原子力規制委員会が液状化の影響を指摘し、北電側も安全性を一層向上させる観点から、新たな防潮堤の構造を決定していました。
北電は新たな防潮堤の完成時期を示していませんが、着工から3年程度での完成を目標に、少しでも早めたいとしています。