次々出てくる「通信事業者」「内閣サイバーセキュリティ」「保証協会」詐欺被害者は函館在住
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北海道・函館西警察署は2025年2月23日、函館市内に住む50代の女性が、「通信事業者の職員を名乗る男ら」に電子マネー計12万円分や現金計108万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生したと発表しました。
警察によりますと、2025年1月22日、女性の携帯電話に音声ガイダンスの電話があり、操作を進めると「通信事業者の職員を名乗る男」につながったということです。
女性は「通信事業者の職員を名乗る男」から「料金の未払いがある」「裁判の中止費用がかかる」などと言われました。
その後も、女性の携帯電話に「内閣サイバーセキュリティ職員を名乗る男」から「ハッキングされて被害者が多数いる」と電話があり、さらに「保証協会職員を名乗る男」から「損害賠償金を支払う必要がある」などと言われたということです。
その話を信じた女性は1月22日から2月1日までの間、5回にわたって函館市内のコンビニで購入した電子マネー12万円分と現金計108万円をだまし取られました
2025年2月23日、テレビで自動音声を使った特殊詐欺についてのニュースを見た女性は、通信事業者の職員を名乗る男らの電話を不審に思い、警察相談専用電話「♯9110」に電話をしたことで事件が発覚しました。
警察は「身に覚えがない請求には簡単に応じず警察に相談してください」と注意を呼びかけています。