道内広い範囲で天気大荒れ 札幌も冬の景色に逆戻り 路線バス運休など生活影響多々… 北海道
17日の北海道内は、発達した低気圧の影響で道東を中心に大荒れとなり、釧路市では路線バスも運休となるなど生活に影響が出ています。
(武田記者)「釧路市の中心部です。目も開けていられないほどの強い雪と風になっています。足を踏み入れると私のひざ下まで積もっているのが分かります」
強い風と雪に見舞われた釧路市。
市内は一時ホワイトアウト状態となり、車も見えにくくなりました。
17日の道内は発達した低気圧の影響で道東を中心に大荒れとなっています。
釧路市の中心部では吹雪の中、市民が雪かきに追われていました。
(釧路市民)「風つらいねこれは。吹きだまりがすごいじゃないですか。3月に入っても北海道あるなっていう感じ」
影響は交通にもー
(武田記者)「釧路市のバスターミナルです。人の姿やバスはまったくなく、見えるのは除雪車だけです」
釧路市内を中心に路線バスを運行する「くしろバス」と「阿寒バス」は、猛吹雪による視界不良のため、終日運休しました。
また、根室市内を中心に路線バスを運行する「根室交通」も終日運休となっています。
午後4時までの24時間降雪量が42センチを記録した、えりも町目黒です。
こちらのお宅では玄関が雪に覆われていました。
(カメラマン)「玄関が見えなくなっていますね」
(えりも町民)「そうなの。風がないといいけど吹きだまっちゃって玄関に入れない。お客さんは裏口から入らないと。60年住んだのかな、珍しいこんな降ったの」
16日まではアスファルトが出ていた札幌もー
一転、冬の景色に逆戻りです。
午後4時までの24時間で17センチの雪が降り、道路にはわだちができました。
帯広では出勤前に車の雪下ろしをする人の姿も見られました。
(帯広市民)「(雪は)もういりません。せっかく歩道でたのに残念ですね」
こうした状況を受け、道内の公立学校など1851校のうち319校が臨時休校となりました。
低気圧は進路を太平洋側にとっていて、17日夜まで釧路から根室、オホーツクにかけて猛吹雪や大雪による交通障害、暴風や高波、高潮による低い土地の浸水に警戒が必要です。