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「道ぐちゃぐちゃ」大雪から気温急上昇 屋根から今にも雪が落ちそう 事故を防ぐには? 北海道

2024年1月17日 18:42
「道ぐちゃぐちゃ」大雪から気温急上昇 屋根から今にも雪が落ちそう 事故を防ぐには? 北海道

16日までの大雪から一転、17日の北海道内は札幌や道南を中心に3月上旬から4月上旬並みの気温となっています。

18日も全道的に気温が高く落雪事故などに注意が必要です。

暖かい空気が流れ込んだ影響で、3月上旬並みとなる2.9度まで気温が上昇した札幌。

16日の大雪から一転した季節外れの気温に、道路を通る車が水しぶきをあげていました。

ほかにも道南の松前では9.1度、江差では8.5度など、3月下旬から4月上旬並みの気温となっています。

(東京から来た人)「あったかくてびっくりしました。道がぐちゃぐちゃしていて濡れてしまいました」

5.3度まで気温が上がった小樽市では、一度溶けた雪が固まりつるつる路面に。

観光客などは転ばないように慎重に歩いていました。

(宇佐美記者)「時折日差しがあり暖かい。住宅の屋根から雪がせり出し今にも落ちそうです」

札幌市内の住宅街では屋根からせり出した雪庇がとけて、いまにも滑り落ちそうな状況もー

17日正午すぎ、札幌市清田区では「屋根から雪が落ちて人がいるかもしれない」と警察に通報がありました。

消防によりますと、けが人はいなかったということです。

岩見沢市では屋根に上り、雪下ろし作業をしている人が見られました。

道警によりますと、雪下ろし中の転落などの事故で15日までに1人が死亡。

17日にも白石区の住宅で40代の男性が転落し、けがをしたということです。

やむを得ず雪下ろしをしなければいけないときはどうすればいいのかー

詳しい業者に事故を防ぐポイントを聞きました。

(樋口板金 樋口健人社長)「一番大事なのは、高いところに上るのでヘルメットは重要です」

次に重要なのが落下防止の命綱です。

地上のおもりと安全帯と呼ばれるベルトをロープで結び、屋根の上で長さを調整します。

それでもきょうのように気温が上昇したときには、危険がさらに増すと指摘します。

(樋口板金 樋口健人社長)「きょう雪落ちるよねという時にはやらないでほしい。屋根雪は落ちるのでそれとともに落ちてしまう。最終的には死亡事故になるので気を付けていただきたい」

18日も全道的に3月並みになるところが多く、引き続き落雪事故などには十分に注意が必要です。

その一方でー

(宇佐美記者)「札幌の中心部に向かう道路は2車線が1車線になっていて長い列ができています」

17日朝の札幌市内の様子です。

道路の路肩には大きな雪山ができていました。

通行する車はなかなか進むことができません。

また、JRは快速エアポート15本を含む38本を運休にするなど、大雪による交通の影響は続いていました。

札幌市では道路混雑を緩和するため、除雪作業が落ち着く17日夜から本格的に雪山の排雪をすすめるということです。