ジンギスカンやラーメンに重宝 “物価の優等生”モヤシ おいしく長持ちさせる方法は? 北海道
野菜価格の高止まりが続くなか、家計の救世主ともいえるのが「モヤシ」です。
価格が安く安定している「モヤシ」を買う人も多いと思いますが、一方で傷みやすいという欠点もあります。
長持ちさせるにはどうしたらいいのか取材しました。
美味しそうに焼けるジンギスカンに「モヤシ」は欠かせません。
ラーメンの具材にも「モヤシ」はよく使われます。
食卓に欠かせない「モヤシ」ですが、野菜が高騰が続くなか、モヤシは物価の優等生とも言われています。
札幌市のスーパーです。
モヤシは1袋27円で販売されていました。
一方、この時期、鍋料理に欠かせない野菜は…
(藤得記者)「野菜売り場にやってきました。こちら白菜なんですが、なんと600円で販売されています」
白菜は2024年末から価格が高騰し、例年の1.5倍ほどになっていました。
大根や長ねぎの価格も例年の1.5倍に。
(現金問屋手稲店 津司達也代表取締役社長)「大根も安い時だと150円くらいになったりするんですけど、こういう感じになっていますので」
これらの野菜はいまの時期、主に本州から入荷していますが、天候不順で入荷量が減少していて高騰が続いているといいます。
一方、「モヤシ」は工場で作られるため天候の影響を受けず、価格が安定しているといいます。
(現金問屋手稲店 津司達也代表取締役社長)「2年くらい価格は変わってないと思います。日頃から食べてらっしゃる方が多いですね」
家計にやさしい「モヤシ」ですが、客からはこんな意見も聞かれました。
(客)「早く傷みやすい。だから早く使っちゃわなきゃならない」
(客)「3日・4日くらいかな。使わない時は(冷蔵庫に)入れておく。それ以上入れたら、べちょっとしてくるっていうの」
安く購入できる一方で傷みやすいのが欠点のモヤシ…
長持ちさせる方法について専門家に聞きました。
(料理研究家 ひろさんきっちん)「買ってきたその日のうちにタッパーに水を張って冷蔵庫で保管していただくといいです」
2日経った後は新しい水に入れ替えて冷蔵庫に再度保存。
この方法だと、買ってから4日間しゃきしゃきの状態を保つことができます。
(料理研究家 ひろさんきっちん)「一番簡単な方法は、買ってきたそのままの袋を冷凍庫に入れて保存していただくのが一番簡単かなと思います。この場合は冷凍庫で1か月ほど持ちます。冷凍庫のほうで保存したものはやはりしなっとしてしまうんですね。炒め物ではなくて、汁物とか鍋物に使っていただいたほうがいいかなという感じです」
野菜が高騰する中、食卓を助ける野菜「モヤシ」。
保存方法を工夫して、安くおいしく物価高を乗りきってみてもいいかもしれません。