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教諭から“人権侵害” 生徒の診断歴のない病名を記載 説明が不誠実 第三者会議が報告書

2024年5月31日 12:09
教諭から“人権侵害” 生徒の診断歴のない病名を記載 説明が不誠実 第三者会議が報告書

北海道立高校に通う知的障害のある生徒の保護者が、教諭から人権侵害を受けたと訴えている問題で、第三者委員会が調査報告書を公表し、学校側の問題点を指摘しました。

(大崎康二弁護士)「(問題)発言があったと思っているし認定したつもりだと思っている。敬意を欠く発言があったのは問題だと思っている」

この問題を巡っては昨年度、道立の定時制高校に入学した知的障害のある高校1年生の生徒について、教諭が虚偽の病名を書いた文書を作成し、内部で共有するなど差別的な対応があったと保護者が訴えています。

調査を行っていた第三者委員会は、31日に会見を開き、教諭が診断歴のない病名を校内資料に記載したり、保護者に対する説明に不誠実さがあったりしたなどとする問題点を指摘しました。

道教育委員会は家族へ心労をおかけしたと謝罪し、再発防止に努めるとしています。