「なんでも冷凍する」需要高まる“セカンド冷凍庫” ふるさと納税も後押し 北海道
メインの冷凍庫とは別のもうひとつの冷凍庫、いわゆる「セカンド冷凍庫」の需要が高まっています。
札幌の家電量販店では専用コーナーもできるほどです。
なぜ人気なのか、その背景を取材しました。
(佐藤浩美さん)「アイスはぎっしりです。いろんなの。アイスばっかりです。お肉は1回1回別々にして冷凍しています。これはヤナギノマイといって、鱗を取って煮る状態にしています」
上から下までぎっしりと詰まった食品の数々。
冷凍庫の中身を見せてくれたのは、旭川市に住む佐藤浩美さんです。
メインの冷凍庫とは別に、もうひとつの「セカンド冷凍庫」を利用しています。
(佐藤浩美さん)「便利です。なんでも突っ込める。なんでも冷凍しちゃうので。冷蔵庫の中の1つだけでは全然足りない」
釣り好きの夫が釣ってきた魚をはじめ、まとめ買いした食料を長期保存するため、いまや生活に欠かせない家電です。
(佐藤浩美さん)「やっぱり安いときにまとめ買いするとか、コロナの場合だとあまり出かけられないからまとめて買うとか。なくてはならないものですね、うちには」
冷凍庫専用売り場を設ける家電量販店もあります。
(ヨドバシカメラ 関口雄大さん)「こちらがセカンド冷凍庫のコーナーになっています」
売れ筋は電気代を抑える省エネタイプや、容量120リットル前後のスリムなタイプ。
ふるさと納税の駆け込みも相まって売り上げを伸ばしています。
(買い物客)「結構冷凍しちゃうことが多いので(容量が)足りなくはなる」
(買い物客)「野菜でも冷凍しちゃうでしょ、いま。そうすると冷凍庫がいっぱいになってきちゃうんです」
(ヨドバシカメラ 関口雄大さん)「新型コロナウイルスが流行りだしたあたりから、食品を買いだめするという方が増えまして、以前に比べれば売り上げは増えてきています。新しいところでいうとふるさと納税。返礼品を保管したい人が従来の冷蔵庫だと冷凍庫が足りないということで、追加で購入されるというのが増えてきています」
家庭で浸透し始めたセカンド冷凍庫。
コロナ禍やふるさと納税が需要を後押ししています。