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ロピア屯田店オープンから約2か月半 近隣スーパーには良い影響…? 2号店も経済効果に期待大

2025年2月10日 16:07
ロピア屯田店オープンから約2か月半 近隣スーパーには良い影響…? 2号店も経済効果に期待大

2月8日、札幌市豊平区に北海道内2店舗目となるスーパーマーケット「ロピア」がオープンしました。

札幌市内では今後も出店が予定されていますが、すでに地域経済に影響を与え始めているようです。

(石黒記者)「道内2号店・ロピア福住店がオープンとなりました。中には行列ができています」

8日に札幌市豊平区にオープンしたのは「ロピア福住店」です。

2024年9月にイトーヨーカドー福住店が閉店してからおよそ5か月。

遂に開店した新たな大型商業施設に、待ち望んでいた多くの客がやってきました。

(訪れた客)「肉とか野菜とか魚とか新鮮なものが多い。どのくらい安いか楽しみ」

(訪れた客)「中に入ろうと思ったけどすごい人だったのでやめました。時間をずらして来ようかな」

ロピアは2024年11月、札幌市北区に道内初進出となる屯田店をオープンしました。

元々関東圏を中心に店舗を拡大していた「ロピア」。

大容量で種類が豊富な惣菜や、店内で焼き立てを提供しているピザなどが人気となっています。

(ロピア 相川博史取締役)「作りたいのは食のユートピア。お客さんが他と違うよね、ロピアに来れば楽しいよねという商品づくり・店づくりなどをつくっていきたい」

店での支払いは現金のみ。

キャッシュレス決済の手数料をなくし、より安く販売しているのも特徴です。

オープン初日は1万5千人が訪れるなど大盛況となりました。

そして、ロピア屯田店がオープンしておよそ2カ月半。

(石黒記者)「多くのスーパーが立ち並ぶ屯田地区です。こちらにロピアが出店したことによって、向かいにある北海市場といった近隣のスーパーにも影響が出ているといいます」

「ロピア屯田店」のすぐ隣にある、新鮮な生鮮食品が売りのスーパー「北海市場」です。

ロピアが出来たら客足が離れてしまう…という心配を裏腹に、売上はなんと前年と比べ2~3割も増加したといいます。

店側に聞いてみると…

(北海市場 斉藤亮彦さん)「オープンした当日からこの辺、屯田一帯もすごく賑わって、札幌市内各所からお客様が集まった」

道内初進出となる屯田店には、いまも多くの客が札幌周辺からやってきています。

さらに、ロピアの特徴は「低価格で大容量」。

それに対して北海市場は「良いものを適量で」。

必要なものによって客が店を使い分けるなど、相乗効果が生まれているようです。

(北海市場 斉藤亮彦さん)「ファミリー層はロピアさんの方が多いのかもしれませんが、それ以外の部分では北海市場にも結構来ていただいている」

地域経済に大きな影響を与えているロピア。

今後も札幌市内で出店が予定されていますが、さらなる経済効果が期待されそうです。

最終更新日:2025年2月10日 16:07