米トランプ大統領とゼレンスキー大統領が電話会談、部分的な停戦で合意 エネルギー関連施設への攻撃を停止
アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は19日、電話会談を行い、エネルギー関連施設への攻撃を停止する部分的な停戦で合意しました。
トランプ大統領とゼレンスキー大統領による電話会談が19日に行われ、ホワイトハウスによりますと、ロシアが受け入れたエネルギー関連施設への攻撃を停止する部分的な停戦について合意しました。
また、ウクライナの原子力発電所について議論したことを明らかにし、「アメリカが発電所を所有することが、ウクライナのエネルギーインフラを保護する最善の方法だ」と表明しました。
また、両首脳は戦況に応じて、両国の防衛当局者が情報を緊密に共有することで合意したと発表しましたが、ロシア側はプーチン氏がトランプ氏との電話会談で、停戦の条件としてウクライナへの情報提供の完全停止を求めたとしています。
一方、ゼレンスキー大統領は会談後、「前向きで、とても率直かつ実のある協議だった」と述べた上で、「アメリカのリーダーシップのもとで年内に恒久的な和平が達成されると思っている」と強調しました。
こうした中、ロシアとウクライナの間で175人の捕虜が交換され、両国に帰還しました。ゼレンスキー大統領は今回の捕虜交換について、これまでで最大規模だとしていて、「全ての国民を帰還させる」としています。