北海道７区から１２区の候補者を見ていきます。

７区から１２区で注目する選挙区はありますか。

（山崎教授）「８区に注目です。自民・立憲・共産から３人が立候補しています。６選を目指す立憲の重鎮に自民の新人が挑む構図となっています。自民党の向山さんは、去年公募で選ばれました。知名度が課題だが、地道に地域を歩いてきて、管内ではポスターも目立ちます。立憲民主党の逢坂さんは、政策通で党の役員も歴任、実績・知名度は抜群です。比例に重複立候補せず背水の陣で戦う」

前回から様相が変わっているのが、野党陣営の動きですね。

（山崎教授）「共産票の行方も気になるところです。２０２１年の選挙では３つの選挙区で候補を擁立しました。今回は大票田の札幌圏で１区から５区を網羅、９つの選挙区で候補擁立。共産票を掘り起こし、比例区での議席獲得を狙う。野党側としては１枚岩になりきれず、自民党に追い風となる可能性があります」