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生徒や保護者に「サイコパス」 診断がない病名も共有 差別的対応の高校教諭を減給処分 北海道

2024年10月10日 18:56
生徒や保護者に「サイコパス」 診断がない病名も共有 差別的対応の高校教諭を減給処分 北海道

北海道教育委員会は10月10日、石狩管内の高校教諭(58)を減給2か月(給料の10分の1)の懲戒処分にしたと発表しました。

教諭は2023年3月から4月に実施された校内会議で、入学予定の知的障害のある生徒について、医師からの診断がない病名を書いた資料を作成し、内部で情報を共有したほか、中学校からの引継ぎメモを廃棄しました。

また、2023年6月、生徒や保護者から承諾や協力が得られていない中で生徒の発達検査を行い、職員会議で不完全な情報を共有したということです。

ほかにもこの生徒や保護者に対し「サイコパス」や「うちの学校では無理」といった不適切な発言も確認されました。

道教委は、この教諭を減給2か月の懲戒処分とし、「生徒、保護者に多大なるご心労、ご心配をおかけしたことは大変、申し訳ない。再発防止を徹底したい」としています。