「全然止まれない」凍結路面に四苦八苦 冬道に潜む危険 “急”のつく運転に注意 北海道
でこぼこ路面に凍結路面など、冬道の運転には注意が必要です。
ネクスコ東日本では「急」のつく運転を避けるよう呼びかけています。
雪の少ない状態が続いていた札幌では、ここ数日断続的に雪が降り、積雪は3日午前11時に64センチを観測し、平年並みとなりました。
記録的暖冬の中で降ったまとまった雪。
変化する路面状況で注意が必要なのが、車の運転です。
雪道での事故を防止するため、北広島市で冬道安全運転講習会が開かれました。
参加者は自動車学校のインストラクターやプロドライバー指導のもと、凍結路面の運転などを体験し、冬道での注意点を学びました。
どんな点に注意すればよいのか、実際に記者が運転してみます。
まずは凍結路面でのブレーキです。
(記者)「やっぱり全然止まれない。40キロでもやっぱり止まれない」
時速40キロで走行した場合、停止距離は乾燥した路面に比べておよそ8倍。
大切なのはスピードを落として車間距離をあけることです。
また、凍結した路面での坂道発進ではー
(松嶋晃さん)「サイドブレーキ引きましょう、少しアクセル踏んだら戻してください」
サイドブレーキを活用することで、発進するときに後退してしまうことを防ぎます。
冬道に慣れていない参加者はー
(千歳市民)「地元が九州だったもので、冬道を運転するのは初めて。今後気を付けながら運転できれば」
ネクスコ東日本は「急」のつく運転を避けるよう呼びかけます。
(ネクスコ東日本 道路事業部 髙橋直成さん)「急発進・急ハンドル・急ブレーキを控える。車間距離(をあける)、制限速度を守る。これをやっていただけたら事故は相当防げる」
天候によって日々変化する北海道の冬道。
事故を防ぐためにも、より慎重な運転が大切です。