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「全然止まれない」凍結路面に四苦八苦 冬道に潜む危険 “急”のつく運転に注意 北海道

2025年2月3日 18:32
「全然止まれない」凍結路面に四苦八苦 冬道に潜む危険 “急”のつく運転に注意 北海道

でこぼこ路面に凍結路面など、冬道の運転には注意が必要です。

ネクスコ東日本では「急」のつく運転を避けるよう呼びかけています。

雪の少ない状態が続いていた札幌では、ここ数日断続的に雪が降り、積雪は3日午前11時に64センチを観測し、平年並みとなりました。

記録的暖冬の中で降ったまとまった雪。

変化する路面状況で注意が必要なのが、車の運転です。

雪道での事故を防止するため、北広島市で冬道安全運転講習会が開かれました。

参加者は自動車学校のインストラクターやプロドライバー指導のもと、凍結路面の運転などを体験し、冬道での注意点を学びました。

どんな点に注意すればよいのか、実際に記者が運転してみます。

まずは凍結路面でのブレーキです。

(記者)「やっぱり全然止まれない。40キロでもやっぱり止まれない」

時速40キロで走行した場合、停止距離は乾燥した路面に比べておよそ8倍。

大切なのはスピードを落として車間距離をあけることです。

また、凍結した路面での坂道発進ではー

(松嶋晃さん)「サイドブレーキ引きましょう、少しアクセル踏んだら戻してください」

サイドブレーキを活用することで、発進するときに後退してしまうことを防ぎます。

冬道に慣れていない参加者はー

(千歳市民)「地元が九州だったもので、冬道を運転するのは初めて。今後気を付けながら運転できれば」

ネクスコ東日本は「急」のつく運転を避けるよう呼びかけます。

(ネクスコ東日本 道路事業部 髙橋直成さん)「急発進・急ハンドル・急ブレーキを控える。車間距離(をあける)、制限速度を守る。これをやっていただけたら事故は相当防げる」

天候によって日々変化する北海道の冬道。

事故を防ぐためにも、より慎重な運転が大切です。

最終更新日:2025年2月3日 18:32