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各地で相次ぐクマ被害 市街地での猟銃使用を一部緩和へ 警察官の指示なくても使用可能に

2024年5月24日 16:14
各地で相次ぐクマ被害 市街地での猟銃使用を一部緩和へ 警察官の指示なくても使用可能に

クマによる被害が相次いでいることを受け、国は現在禁止されている市街地での猟銃の使用について、一部緩和する方針案を示しました。

今後、法改正に向けた手続きが進む見通しです。

現行法では、市街地などでの猟銃の使用は警察官の指示があった場合などを除いて原則、禁止されています。

しかし、全国的にクマの被害が相次いでいることを受けて、国は23日、専門家でつくる検討会に市街地などでの猟銃の使用を一部緩和する方針案を示しました。

人的被害が出る恐れがある場合や、建物の中にクマが入り込んだ場合などに“警察官の指示がなくても”猟銃を使用できるようにします。

こうした方針案について、検討会の委員から反対意見は出ませんでした。

会見で鈴木知事は…

(鈴木知事)「全国でも出没が多く確認され危険が高まる中で、法改正に関する議論が行われること自体は前向きに受け止めたい」

国は夏ごろまでに検討会で意見を取りまとめ、国会に改正法案を提出したい考えです。

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