対局前から長考 藤井聡太七冠の勝負めしは海鮮豊かな2段重箱 北海道函館市で王位戦・第2局
将棋の王位戦・第2局が7月17日、北海道函館市で始まりました。
5連覇を狙う藤井聡太七冠に渡辺明九段が挑戦しています。
勝負の行方も気になりますが、対局の合間の「おやつ」そして注目の「勝負めし」は、いったい何が選ばれたのでしょうか。
函館の老舗旅館・湯元 啄木亭で行われている王位戦・第2局。
5連覇を狙う藤井聡太七冠は「永世王位」の称号をかけた戦いになります。
先手は挑戦者の渡辺明九段。
第1局の負けを取り返すことができるのか。
勝負の行方もさることながら、気になるのは「おやつ」。
午前中は2人とも同じものを選びました。
函館市民に愛されている和洋折衷のパイまんじゅう「ロマネスク函館」です。
定番の「こしあん」と「リンゴパイ」の2種類が用意されました。
さっそく販売している菓子店を訪れてみるとー
2人が食べた「おやつ」を目当てに、多くの将棋ファンが訪れていました。
(記者)「将棋を見て来たんですか?」
(藤井聡太七冠のファン)「そうです。2箱ときょう食べる用に6個買った。他の人にも分けようかなと」
(記者)「どちらから来たんですか?」
(藤井聡太七冠のファン)「徳島です」
(藤井聡太七冠のファン)「私は神戸」
(藤井聡太七冠のファン)「東京です」
(藤井聡太七冠のファン)「名古屋と千葉」
(藤井聡太七冠のファン)「将棋のつながりです」
(記者)「すごいですね」
全国から注目され始めた「ロマネスク函館」。
気になるお味は!
「はこだてわいん」も使われている「リンゴパイ」をいただきました。
(東海林記者)「丁度いい甘さです。リンゴ餡のさわやかさもあっておやつにぴったりです」
(はこだて柳屋 若杉充宏代表取締役)「まさか2人ともうちの商品を選んでくれてびっくりしています。(対局が)終わった後にもう1回食べたいと思ってくれるといい」
「おやつ」の次は「勝負めし」が気になるところ。
実は藤井七冠、16日の前夜祭でこんなことをつぶやいていました。
(藤井聡太七冠)「函館は海の幸をはじめ、ご飯がおいしいイメージ。対局中の食事やおやつをいろいろ用意していただいて、対局前から長考していました」
その長考の末の一手はこちらです!
「藤井七冠:道南大地の恵み2段重箱」
イメージ通り、津軽海峡産のマイカと北海道産米を使ったいかめしなど、海鮮豊かなメニューを選びました。
一方、渡辺九段はー
「渡辺九段:寿司極御膳」
こちらも同じく海鮮!
マスノスケやマイカなど、いろとりどりの寿司です。
提供したのは函館の寿司店。
「勝負めし」のメニューに決まってから新たに考案しました。
(幸寿司 玉谷光市代表取締役)「とてもうれしく喜んでいます。渡辺さん王位戦がんばってください!」
そして、午後のおやつは藤井七冠が2種類のショコラ、渡辺九段がバタークリームケーキを選びました。
北海道の幸を堪能して対局に臨んだ2人。
第2局は18日午後に決着する見通しです。