【コンサ】待望 深井一希が1年ぶりに復帰!チャンスに絡む場面も!「残留へ奇跡は起こせる」
北海道コンサドーレ札幌の『不屈の男』深井一希(29)が、8日(日)ルヴァン杯プライムラウンド第2戦 横浜F・マリノスとの一戦で、約1年ぶりに待望の復帰を果たしました。
深井一希は2023年11月に、右膝前十字靱帯損傷などで自身5度目となる手術を行っていました。
今季開幕前からリハビリに努め、7月中旬に全体練習に合流。
2023年9月23日のリーグ戦(vs名古屋グランパス)以来の出場を見据えていました。
出場の機会が訪れたのは、2対1と札幌リードで迎えた後半38分。
1万人以上の観客は立ち上がり、この日一番となる大声援を深井に向けました。
駒井からキャプテンマークを受け取りピッチに立つと、その3分後には、ゴール前でのチャンスに絡み、得点を感じさせるプレーも見せました。
約1年ぶりとなった復帰戦では、約14分間プレー。
チームは、深井と同じ札幌の下部組織出身の後輩・菅大輝の2ゴールと、サンチェスの移籍後初ゴールで3対1と勝利しましたが、2戦合計スコアでルヴァン杯の敗退は決定。
待ち望んだ強力なピースが加わり、コンサドーレは最重要となるJ1残留へ突き進みます。
(深井一希選手)「(声援を聞いて)たくさんの人が待っていてくれたのだなと感じた。これからピッチで恩返しをしていけるよう頑張らないといけない。やってやろう!という気持ちになったが、落ち着いてチームが勝つためにプレーすることだけを考えた。チャンスもあったので決められるようにならないと、もっともっと練習しなければ。また積み重ねていきたい。(残留争いについて)悔しいし、申し訳ない思いが強かった。まだチャンスがないわけではない。1人1人が本気で残留に向けて練習からやっていければ、奇跡は起こせる。チーム全員の力が必要。サポーターとも一丸となって、残留に向かっていきたい」
(ペトロヴィッチ監督)「深井選手は、私の長い監督キャリアの中でもベストの1人に数えられる選手だ。それくらいのクオリティがある選手だ。素晴らしい選手だけではなく、素晴らしい人間だ。その深井が1年ぶりに復帰できたのは、私自身非常にうれしい。彼が我慢強く、この日のために頑張り続けてきたことを誇りに思う」
(菅大輝選手)「大きなケガを何度も繰り返して、長くキツいリハビリもこなして、ピッチに戻ってくるのは本当に大変だし素晴らしいこと。深井選手にとっても相当キツい期間だったと思うが、それも見せずに復帰したこと、ユースの先輩として誇りに思う」
札幌は次節14日(土)にリーグ戦、ホーム プレミストドームに東京ヴェルディを迎えます。
リーグ4連勝で、J1残留を手繰り寄せます。