×

藤井貴彦キャスターが同級生の須山司アナと阿賀野市へ そこにあったのは奥深いビールの世界! 《新潟》

2024年10月19日 19:01
藤井貴彦キャスターが同級生の須山司アナと阿賀野市へ そこにあったのは奥深いビールの世界! 《新潟》

新潟でレギュラー番組に出演するフリーで活躍中の藤井貴彦キャスター。
高校時代の同級生、テレビ新潟の須山司アナの案内で、新潟の魅力にふれる旅企画”オジ旅”で、ニュースで見せる表情とは一味違ったコメントを連発しています。

52歳コンビの2人が訪れたのは、ハクチョウが飛来するまちとして知られる新潟県阿賀野市。
今回の“オジ旅”は奥深いビールの世界へ……。

◆阿賀野市のブルワリー

“オジコンビ”がやってきたのはビールで日本初の受賞という快挙を成し遂げたことのあるブルワリー、「スワンレイクビール」。

ビールが造られている阿賀野市は、これからの季節、ハクチョウが訪れることでも知られています。
五頭山の麓では温泉が湧き、豊かな自然に恵まれたまちです。

◆160を超える賞を獲得したビール

早速2人が醸造所の中へ入っていくと……。

そこには、たくさんのメダルと賞状が並んでいました。
160を超える賞の中でも特別感を漂わせていたのは“ワールドビアカップ”。

ビールのオリンピックと呼ばれる大会でスワンレイクビールは日本初の金賞を受賞するという快挙を成し遂げています。

〈藤井貴彦キャスター〉
「何回、金メダルを取ったんですか?」

〈スワンレイクビール醸造所 渡邉康一さん〉
「金は2回です。これが2006年。ポーターっていう液種なんですけどもそれで2回目にとったんです」

ビールの醸造所

2人は早速、ビール職人の渡邉さんに案内してもらうことに……。

奥へ進むと…… 大きな釜が!

◆仕込み釜から全国の飲食店へ


〈スワンレイクビール醸造所 渡邉康一さん〉
「実際にいま目の前にあるのが仕込みの釜です」

〈藤井貴彦キャスター〉
「ちょっと大きいステンレスのタンクの横に、よく酒屋さんとかで出てくるような小ぶりのタンクに入れ替えてません?」

〈スワンレイクビール醸造所 渡邉康一さん〉
「そうです。(小ぶりのタンクが)酒屋さんに行ったり、全国の飲食店のほうに運ばれます」

ちょっとのどが渇いてきた2人……。

◆黒ビール

渡邉さんの案内で2人は併設されたレストランへ…… 。

〈藤井貴彦キャスター〉
「王室のお食事会みたいな感じになっていますよ。庭もあって……庭でもビール飲めるんですか、楽しそう!イングリッシュガーデンみたいな感じ」

ここで2人はワールドカップで金賞に輝いたという黒ビール「ポーター」を試飲することに。

〈藤井貴彦キャスター〉
「この色が素敵。黒じゃなくて私は焦げ茶だと思っているんですけどこの感じが本当にいい。このまま待ち受け画面にしたい」

〈須山司アナ〉
「やっぱり黒なんでしょうけども、フルーティーな香りがすごいしてきますね」

〈藤井貴彦キャスター〉
「香りとしては焦げたような香りがするんですけど、中にコクがあってローストナッツのようなコクと香りといぶした感じがするんです」

〈スワンレイクビール醸造所 渡邉康一さん〉
「実際にローストされた麦芽入れていますのでその風味というのは感じられるかと思います」

◆樽でビールを寝かせる!?

2人がレストランへ歩いていく途中、相当な数の樽が……何に使う樽なのでしょうか。

〈スワンレイクビール醸造所 渡邉康一さん〉
「もともとリキュールが入っていた木樽になるんですけど、うちの方で作ったビールを入れて寝かせている状態です」

熟成中のビールが気になった2人は特別に長期熟成のビールを試飲することに……。
なんと、ワイングラスで飲むというのです。

まず出てきたのは、黒ビールの「インペリアルスタウト」。
〈スワンレイクビール醸造所 渡邉康一さん〉
「こちらが『インペリアルスタウト』。冬の1月、2月ぐらいに仕込んでその10か月後に出たものです」

〈藤井貴彦キャスター〉
「グラスに入っているんで香りから……。これは黒ビールを飲んだあとの感じがグオっと飲む前から入ってくる感じ」
「ふわでもないしキリでもないんだけどイメージで言うとトロッと入ってくる感じ」

さらにもう一つ……。
「スワンレイクバーレイ」という通常の麦を約2倍使ったビールということです。

〈須山司アナ〉
「甘い香りがすごく甘いでも複雑。麦芽が多分入っているからだと思うんですけど苦味は深いんだけど鼻から香ってくる香りは華やかで甘い。鼻で味わう感覚と口で味わってる感じがとても複雑に絡み合っていて多分これ飽きない」

〈藤井貴彦キャスター〉
「ビールの液体ってさらっと入ってくるイメージがあるんですけど、ゆっくりやわらかくちょっと液体が塊となって入ってくるような感じがします」

ビールの奥深い世界を体感した2人……お腹を満たす時間になったようです。

◆隣にはグランピング施設が

ほろ酔い気分の“おじコンビ”が日本庭園の先に抜けていくと……。

歴史ある豪農の邸宅の中はグランピング施設となっていてスノーピークのトレーラーハウスに宿泊することができます。

夕食は日本庭園を眺めながらバーベキューを堪能できます。

◆地元食材でバーベキュー

メニューは阿賀野市のブランド豚「純白のビアンカ」。
さらに阿賀野市や新潟の野菜にオリジナルソーセージも。
ほかにもピザやサラダなどまさに阿賀野市を食べ尽くすぜいたくバーベキューです。

◆県産コシヒカリを仕込んだビールも

ここでもビールが……。

バーベキューで楽しめるという「越乃米こしひかり仕込みビール」。
新潟県産のコシヒカリを一緒に入れて仕込んだビールということです。

〈藤井貴彦キャスター〉
「食用米ですよね?麦のビールとコメを一緒に入れるんですか?」

〈スノーピークグランピング スワンレイク五十嵐邸ガーデン 佐藤智美さん〉
「はい、そうです」

◆怪しげなツボの中に入っていたのは

ビール談義を弾ませていた2人の目の前に怪しげなツボが……。

ツボに入っていたのは、なんと新米のご飯でした。

〈藤井貴彦キャスター〉
「後輩に『かめばかむほど』みたいな慣用句を使うのをやめて下さいと言ったんですけど口に入れた瞬間に香りが甘い!かめばかむほど甘い!」

こちらのオススメの食べ方は温泉卵と純白のビアンカをのせた卵かけご飯。
焼いた肉をごはんの上にのせ温泉卵をかけて、“TKG”でも楽しめるということです。

◆蔵の中にバーラウンジも

さらに、バーベキュー会場の後ろにある蔵に入ると宿泊者限定のバーラウンジが……。
ここでもビールを楽しめるということです。

〈藤井貴彦キャスター〉
「地元に住んでいる方って自分たちの地元の素晴らしさについてあんまり気付いてないかもしれない。私みたいな東京から来た人間がここに来るとこんな素晴らしいことがあるんだと。でも地元の人からすると『普通だけど』ってなるんです。もっと喜んでいただきたいなと。食材のおいしさ、人の優しさ……全国探してもなかなかないので……」


世界レベルのビールに念願のバーベキュー。阿賀野市を満喫した“オジコンビ”でした。

(2024年9月27日放送「夕方ワイド新潟一番」より)