ラーメン支出額日本一奪還へ “鬼ラーメンプロジェクト” ライバル店がタッグを組み渾身の1杯を提供 《新潟》
外食のラーメンにかける支出金額で2年連続、山形市に次ぐ2位となった新潟市。日本一奪還へ。県内のラーメン店が手を組み、ことしもあるプロジェクトが始まります。
ニンニクの香りが食欲をそそるボリュームたっぷりの1杯。
県内11のラーメン店が協力し、同じガーリックオイルを使い、それぞれの店のアプローチで作り上げたラーメンです。
(リポート)
「ニンニクの味ががつんと効いていておいしいです」
ライバル関係の店が手を組み、テイストの近い1杯を提供する「鬼ラーメンプロジェクト」が9月から始まります。
〈中華そば石黒 石黒純一さん〉
「僕は1位をとりたいと思います。1位の方が注目があるし、新潟のラーメン屋さんみんなで盛り上げていけたらいいんじゃないかなと思います」
外食のラーメンにかける1世帯あたりの支出。おととしの発表で初めて日本一となった新潟市。
しかし、ここ2年間はそれまでの王者・山形市に日本一の座を奪われています。
ライバル・山形市では店主と市が連携し「ラーメンの聖地、山形市」を宣言。ラーメンを活用した町おこしに取り組んでいます。
一方の新潟市。7月から「ラーメン愛いっぱいプロジェクト」をスタート。市内のラーメン店を集めたガイドブックを発行したほか、ラーメンをデザインしたカプセルトイを発売しました。
日本一の奪還へ。
鬼ラーメンプロジェクトでは昨年度、トウガラシを使ったラーメンをそれぞれの店が考案し、計5000杯以上を売り上げました。ことしは9月からガーリックオイルを使ったラーメン。11月からはトウガラシを使ったラーメンを販売し、支出額の底上げを狙います。
〈AKIHA麺屋粋翔 小泉翔太さん〉
「これを機に、もっともっと新潟のラーメンが盛り上がる起爆剤をこうやっていろんな方と協力をして、新潟のラーメンを盛り上げ続けるということが私たちにできることかなと思っていますので」
ライバル店が手を組んだ渾身の1杯。
ラーメン日本一の街・奪還へ。
盛り上がりの起爆剤となるのでしょうか。