将棋の八大タイトルの一つ、「王位戦」七番勝負で藤井聡太七冠（22）が勝ち、2つ目の永世称号「永世王位」の資格を史上最年少で獲得しました。

　神戸市の有馬温泉で27日から行われている王位戦七番勝負の第5局で、タイトル防衛を目指す藤井聡太七冠は、挑戦者の渡辺明九段（40）との対局に臨みました。

　先に4勝したほうがタイトル獲得となる王位戦で、第2局までは1勝1敗でしたが、第3局、第4局は藤井七冠が勝利していました。

　28日午後6時すぎまで続いた第5局では、97手で藤井七冠が渡辺九段に勝利し、タイトルを防衛しました。

　藤井七冠は、これで王位戦5連覇となり、「永世棋聖」に続く2つ目の永世称号、「永世王位」の資格を22歳1か月の史上最年少で獲得しました。