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地上140メートルでドローンが看板を点検 人口集中エリアでは国内初の実証実験 《新潟》

2023年11月8日 16:03
地上140メートルでドローンが看板を点検 人口集中エリアでは国内初の実証実験 《新潟》
ドローンを駆使し、ビルの屋外にある看板のメンテナンスを行う新たなビジネスに取り組もうと8日、新潟市でドローンによる看板点検の実証実験が行われました。

実証実験を行ったのは、新潟市と、屋外広告の設置や点検などを行っているハーヴィッド(新潟市東区)です。

高さ140m、ホテルやオフィスが入る新潟市のランドマークタワー、万代島ビルで8日午前11時頃、実証実験がスタートしました。青空のもと、飛び立ったドローンが、ぐんぐん上空へ。
ドローンを活用し万代島ビルの最上階の外に設置されている看板の状態を赤外線診断で確認しようというのです。

ドローンは、法律で地上150メートルを超えて飛ばしてはならないと決められていて、人口の集中している都市エリアで、140メートルの高さでドローンが看板点検の作業をするのは今回が国内で初めてということです。

上空での操作は地上付近と風の強さが違うため、高度なコントロールが求められるといいます。

新潟市は、こうしたデジタル技術を駆使し、従来型のビジネスモデルから新たな事業開発を後押ししようと、交流の機会やイベントを増やして新事業を支援したいとしています。