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“ポスト岸田”に名乗り 小林鷹之・前経済安保相が週末県内入り 刷新感に期待…厳しい声も 《新潟》

2024年8月19日 19:46
“ポスト岸田”に名乗り 小林鷹之・前経済安保相が週末県内入り 刷新感に期待…厳しい声も 《新潟》

自民党総裁選はポスト岸田をめぐる動きが活発になっています。この週末、中堅若手を中心に期待が集まる小林鷹之前経済安全保障担当大臣が県内入り…「党改革を進めていく」と決意をにじませました。

19日午後、自民党若手のホープが総裁選に先陣を切って名乗りを上げました。

〈小林鷹之 前経済安保相〉
「自民党は、生まれ変わる。日本は、生まれ変わる。この国 をより高くより遠くへ覚悟をもって挑戦します」

前経済安全保障担当大臣の小林鷹之衆議院議員。

当選4回の49歳。鷹之の鷹、英語でホークをとって「コバホーク」が愛称です。

中堅若手を中心に期待が集まる小林議員が17日に訪れたのは燕市です。約300人を前に講演し「党改革」に意欲をにじませました。

〈小林鷹之 前経済安保相〉
「さらに新しい自民党に生まれ変わるように党改革を仲間と共に進めて行ければ、国民の皆さんにもう一回、国のかじ取りは自民党に任せたいと心から思ってもらえるように」

新潟を訪問した理由を問われると…

〈小林鷹之 前経済安保相〉
「時間との戦いで我が国が国家として取り組むべき最重要課題が拉致問題だと思っています」

最重要課題として北朝鮮による拉致問題を挙げ、横田めぐみさんが拉致された新潟市の現場を視察しました。

その後、田んぼや養蜂場を見て回り生産者と交流。

身長186センチ、マラソンが趣味だという小林議員を前に生産者からは…

〈生産者〉
「背高いし いい男だね」
〈小林議員〉
「ありがとうございます」

一方で、講演会の出席者からは厳しい意見も…

〈参加者〉
「もう絶対自民党には入れません。でも個人的にはもちろん応援します。本当に個人的には応援します。 でも自民党には入れません」

自民党に逆風が吹く中、県内議員からも刷新を求める声が。

〈細田健一 衆院議員〉
「正々堂々爽やかな政策論争をやると従来型の派閥主導じゃない総裁選挙をやっていただくということですね。そういう意味では小林議員に大いに期待しています」

〈斎藤洋明 衆院議員〉
「我々若手・中堅の多くが自民党を変えなければいけない と思っていて、まさにその中心が小林鷹之代議士です。応援したい気持ちは同じ若手・中堅の議員として非常にあります」

「刷新感」に期待が集まる一方、「経験不足」も指摘されている小林議員。

〈小林鷹之 前経済安保相〉
「様々なご意見、叱咤激励いただきましたので、 私自身非常に大きな糧になったと受け止めています」

そうした中、妙高市では18日、野党のあの人が集会に姿をみせました。

支援者とともに会場から出てきたのは立憲民主党の梅谷守衆議院議員です。

カメラを背に足早に外へ…

梅谷議員をめぐっては上越市内で有権者に日本酒を配った問題で党本部から1か月間の党員資格停止などの処分を受けた経緯があります。

この日も報道陣からの問いかけには従来の説明を繰り返しました。

〈梅谷守衆院議員〉
「いま捜査機関に全面的に協力しているところですので、どうかご理解のほどよろしくお願いします」
Q)岸田首相の総裁選不出馬については?
「……」
Q)選挙には出るんですか?
「……」

軽トラックに乗り込み足早に立ち去りました。

会合に出席した人からは…

〈会合の出席者〉
「お酒の贈答関係のお詫びから始まって、岸田さんの話が出たり」
Q)次の選挙については
「頑張って勝ちたいと」

与野党の動きはお盆をはさんでも休むことなくさらに慌ただしくなっています。