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“ポスト岸田”11人の混戦 49歳“コバホーク”小林氏が出馬会見 進次郎氏は? 立憲も代表選めぐり“動き”

2024年8月19日 20:28
“ポスト岸田”11人の混戦 49歳“コバホーク”小林氏が出馬会見 進次郎氏は? 立憲も代表選めぐり“動き”

“ポスト岸田”をめぐる自民党総裁選挙は、11人の名前があがる混戦模様となっています。こうした中、19日に、49歳の“コバホーク”こと小林鷹之前経済安全保障担当相が、先陣を切って出馬会見を開きました。

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19日朝、日本テレビの単独インタビューに答えた小林鷹之議員。

小林鷹之議員(49)
「きょうは本当にすがすがしい朝って感じです」

この時は、笑顔を見せリラックスした様子でしたが、午後2時からの出馬会見では、真剣な表情で決意を語りました。

自民党 小林鷹之議員(49)
「私、小林鷹之は、来る自民党総裁選挙に、覚悟を持って出馬することをここに表明します」

次の首相を決めることになる自民党の総裁選挙。もし、49歳の小林氏が選ばれれば、戦後最年少の首相となります。

自民党 小林鷹之議員(49)
「暮らしが良くなっていくという実感こそを、全国津々浦々へとお届けしていく。そのための新たな産業政策、シン・ニッポン創造計画を断行します」

「コバホーク」が愛称の小林氏。サラリーマン家庭に生まれ、東京大学を卒業後に財務省を経て、2012年に初当選すると、当選4回で経済安全保障担当相に抜てきされるなど、“自民党のホープ”とも呼ばれています。

一方で、マラソンが趣味というスポーツマンの一面も。

自民党 小林鷹之議員(49)
「(政治家として)日々色んな事を考えるじゃないですか。だから頭を空っぽにする時間は大切にするようにしています」

総裁選でアピールしているのは「刷新感」。自民党が“裏金問題”などで揺れるなか、党改革についてこう語りました。

自民党 小林鷹之議員(49)
「不正には厳正に対処します。政策活動費をさらに透明化します。第三者機関の設置も進めます。能力と経験を重視し、あらゆる世代の議員の力を結集します」

「旧派閥に対する支援は一切求めない」と宣言し、自民党は生まれ変わると繰り返し強調しました。

安倍派などの若手・中堅議員から支持を集めている小林氏。課題となっている知名度不足を、どう覆すかが焦点です。

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同じ40代の小泉進次郎元環境相。18日、出馬について「真剣に考えて判断したい」と述べましたが、19日は出馬について言及しませんでした。

17日、その姿は地元、神奈川県横須賀市にありました。

小泉進次郎議員(43)
「(赤ちゃんを抱き上げて)よいしょー!」

記者
「泣きやみましたね」

小泉進次郎議員(43)
「リアルタイム(育児中)だから、こんな感じ」

圧倒的な知名度が武器の小泉氏。経験不足を指摘する声もありますが、市民からはこんな期待も。

横須賀市民
「今の重鎮たちが若い小泉さんを支えていけばいいだけのこと」

現在までに“ポスト岸田”候補として名前があがっているのは11人。総裁選の日程は、9月12日告示、27日投開票で最終調整に入っています。

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一方の野党、立憲民主党。9月23日に投開票が行われる代表選をめぐり、中堅・若手の国会議員や千葉県連が19日、野田元首相に出馬を要請しました。

──熟慮する?

立憲民主党 野田元首相
「はい」

代表選をめぐっては、泉代表が出馬を検討しているほか、枝野前代表もすでに出馬を表明しています。