【速報】72歳の被告の男に無期懲役の判決 知人男性を殺害し現金120万円を奪った強盗殺人の罪 新潟地裁《新潟》
上越市で知人男性を殺害し現金120万円を奪った強盗殺人の罪などに問われている男の裁判員裁判で、新潟地方裁判所は29日、無期懲役の判決を言い渡しました。
無期懲役の判決をうけたのは、長野県上田市の無職・小倉一夫被告(72)です。
この裁判は、おととし6月、小倉被告が上越市の住宅でこの家に住む中村礼治さんの頭などをハンマーで複数回殴って殺害し、現金約120万円が入った財布を奪った罪に問われていました。
小倉被告は起訴内容の一部を否認していて、弁護側は強盗殺人ではなく殺人と窃盗に当たると訴え、1月22日の裁判で検察は小倉被告が中村さんの死亡を確認する前に財布を奪っているとして強盗殺人が成立すると主張。そのうえで、犯行態様は極めて悪質だとして無期懲役を求刑していました。
一方で弁護側は突発的な犯行で計画性はなく改めて殺人と窃盗に当たるとして懲役15年が相当だと主張していました。