サッカー・明治安田J1リーグ。待望のホーム開幕戦となったアルビレックス新潟。セレッソ大阪を迎えた試合は最後までもつれる展開となりました。

（リポート）
「今季初勝利を目指して舞台は帰ってきました。ビッグスワンです」

開幕からの3試合チャンスを作りながらまだ勝利がない新潟。初勝利へ期待が高まります。

〈新潟サポーター〉
「もう期待だけですね。勝ってほしい、それだけです」

〈新潟サポーター〉
「矢村選手にズバッと決めてもらえれば」
「いや谷口でしょう。谷口もええでしょう」

〈新潟サポーター〉
「勝つぞ！新潟！アイシテルニイガタ」

スタンドをオレンジ色に染めるサポーターの期待に応えるため、初勝利を目指します。

■前半

立ち上がり、セレッソに攻め込まれる場面もキーパー藤田。そして谷口が大きくクリア。全員でゴールを守ります。

すると前半17分、長谷川が持ち上がり、前線へ走りこんだのはディフェンダーの稲村シュート、こぼれて押し込んだのは矢村。矢村の2試合連続ゴールで、新潟が先制します。さらに6分後、その矢村が舞行龍のふわりとしたパスに抜け出して追加点か…と思われましたが、これは枠の外へ。

前半28分、かつてアルビに在籍したセレッソ大阪の中島に決められ同点ゴールを許します。ならば追加点を…新潟は右サイド藤原のクロスにまたしても矢村が飛び込んだ！惜しくもキーパーに止められ、1対1で折り返します。


■後半

シーズン初勝利へ後半7分、長谷川がシュート！セレッソゴールに迫ります。さらに後半17分、堀米のクロスに合わせた長谷川。ニアサイドの難しい角度に流し込み貴重な勝ち越しゴール。長谷川は2年連続ホーム開幕戦でのゴール、サポーターの歓声に応えます。

しかし勝利を確信しかけた後半アディショナルタイム、ゴール前の混戦から押し込まれ失点。樹森アルビ初勝利はまたも持ち越しとなりました。

〈矢村健選手〉
「キーパーがこぼしてそこに詰めたような形でしたけど、最後までこぼれを狙えたのは良かったかなと思っています」

〈堀米悠斗選手〉
「みんなが待ち望んでいる結果を次こそは勝ち取れるように、しっかりと一回リフレッシュしてまた良い顔でみんなで集まれるようになれば、良い結果を得られると思うので、心身ともにリフレッシュした状態で集まれればと思います」

〈樹森大介監督〉
「本当にたくさんのサポーターが来てくれて、背中を後押ししてもらったのに、勝ち点3が取れなくて非常に悔しい思いです」

次の試合もホームでの戦い。3月8日、17位の東京ヴェルディを迎え撃ちます。