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【台風10号】九州に上陸のおそれ「特別警報」発表の可能性も 新潟県への最接近は9月1日ころか 《新潟》   

2024年8月28日 12:15
【台風10号】九州に上陸のおそれ「特別警報」発表の可能性も 新潟県への最接近は9月1日ころか 《新潟》   

非常に強い台風10号は今後さらに発達しながら29日にかけて九州南部に接近し、九州に上陸するおそれがあります。

気象庁によりますと、九州南部では記録的な暴風や高波、高潮、大雨となるおそれがあり、特別警報を発表する可能性があります。

鹿児島県では暴風や高波、高潮に最大級の警戒をしてください。また、大雨に厳重に警戒してください。西日本と奄美地方では、29日にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

◆新潟県内へは…
県内へは9月1日の日曜日から2日月曜日にかけて最も接近する恐れがあるとみられています。

気象庁によりますと、28日午前10時には屋久島の南南西約120キロにあって、ゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。
中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
奄美地方では29日にかけて、西日本では30日にかけて、猛烈な風が吹く所がある見込みです。

台風の動きが遅いため、奄美地方や西日本では長い時間にわたって、猛烈な風や猛烈なしけが続き、総雨量が多くなる見込みです。

また、西日本と東日本の太平洋側を中心に、暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となり、断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降っている所があります。

◆風の予想
・28日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  四国地方   18メートル(25メートル)
  九州北部地方 20メートル(30メートル)
  九州南部   50メートル(70メートル)
  奄美地方   50メートル(70メートル)

・29日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  中国地方   18メートル(25メートル)
  四国地方   25メートル(35メートル)
  九州北部地方 40メートル(55メートル)
  九州南部   50メートル(70メートル)
  奄美地方   50メートル(70メートル)

・30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東海地方   22メートル(35メートル)
  近畿地方   25メートル(35メートル)
  中国地方   25メートル(35メートル)
  四国地方   30メートル(45メートル)
  九州北部地方 40メートル(55メートル)
  九州南部   40メートル(55メートル)

その後も、西日本から東日本では非常に強い風が吹くおそれがあります。

◆波の予想
・28日に予想される波の高さ
  四国地方    5メートル うねりを伴う
  九州北部地方  5メートル うねりを伴う 
  九州南部   10メートル うねりを伴う
  奄美地方   10メートル うねりを伴う

・29日に予想される波の高さ
  東海地方    5メートル うねりを伴う  
  近畿地方    6メートル うねりを伴う  
  四国地方    7メートル うねりを伴う
  九州北部地方  7メートル うねりを伴う 
  九州南部   10メートル うねりを伴う
  奄美地方   10メートル うねりを伴う

・30日に予想される波の高さ
  東海地方    6メートル うねりを伴う  
  近畿地方    7メートル うねりを伴う  
  四国地方    7メートル うねりを伴う
  九州北部地方  7メートル うねりを伴う 
  九州南部    6メートル うねりを伴う
  奄美地方    5メートル うねりを伴う

その後も、西日本から東日本では大しけとなるおそれがあります。

◆雨の予想
・28日正午から29日正午時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  東海地方   250ミリ
  近畿地方   150ミリ
  四国地方   300ミリ
  九州北部地方 300ミリ
  九州南部   600ミリ
  奄美地方   250ミリ

・29日正午から30日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、
  東海地方   300ミリ
  近畿地方   200ミリ
  中国地方   150ミリ
  四国地方   400ミリ
  九州北部地方 500ミリ
  九州南部   600ミリ

・30日正午から31日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、
  東海地方   300ミリ
  近畿地方   300ミリ
  中国地方   200ミリ
  四国地方   400ミリ
  九州北部地方 300ミリ
  九州南部   150ミリ

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

奄美地方と西日本、東日本を中心に29日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や猛烈な雨が降り、大雨となる所がある見込みです。また、西日本から東日本では、30日以降も大雨が続き、九州南部を中心に総雨量が1000ミリを超える記録的な大雨となるおそれがあります。


また前線が停滞する影響で、新潟県では28日夜のはじめ頃にかけて大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
28日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。