新潟県内 9日から春の陽気に 10度を超える日も予想 積雪の多い地域ではなだれに注意
県内は冬型の気圧配置となり7日朝は各地で冷え込みました。一方、9日からは気温が上がる見込みで春の陽気となる日も増えそうです。
新潟市中央区では7日朝、一時、打ち付けるように雪が降りました。最低気温は津南町で氷点下2.3度、妙高市関山で氷点下1.7度など各地でこの時期らしい寒さとなりました。
また7日朝は風も強まり、佐渡市弾崎では最大瞬間風速22.9メートルを観測しました。
一方、9日からは気温が上がり10度を超える日も予想されています。気象台は積雪の多い地域ではなだれに注意を呼びかけています。
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季節は少しずつ春に向かって進んでいます。佐渡市真野地区の倉谷集落では先日、春の農作業を前に伝統行事が行われました。稲わらを編み込んででき上がったのは長さ2メートル、幅1.2メートルの大わらじです。
この風習は盗賊などが入ってこないように「大きなわらじを履く大男がいるぞ」と示すために始まったといわれていて、ことしも集落の入り口に掲げられました。
〈地元の区長〉
「伝統行事を絶やさないように佐渡島民で佐渡市の行事としてやっていけたらと思っています」
住民たちは大きなわらじを見上げながら無病息災を願っていました