「狐の嫁入り行列」ことしの主役は誰に? 公開オーディション開催 漫才にダンスなど夫婦でアピール 《新潟・阿賀町》
阿賀町で6月開かれる「狐の嫁入り行列」。先日、ことしの花嫁・花婿を選ぶ公開オーディションが開かれました。夫婦漫才にダンス…それぞれの個性が光るなか、主役に選ばれたのは?
会場を沸かせる狐の化粧を施した夫婦たち。
阿賀町津川の恒例行事「狐の嫁入り行列」の公開オーディションの参加者です。
ことしで32回目となる「狐の嫁入り行列」。まちじゅうの人が狐に扮し、約2キロの道のりを花嫁が練り歩きます。
ことしの参加者は8組。審査員に加え一般投票も行って主役となる夫婦を決めます。制限時間10分間のPRタイムが始まりました。
長野から新潟に移り住んだというこちらの夫婦がアピールしたのはその熱意!
〈長野県から移住〉
「この狐の嫁入りに参加するために移住してきました!と言っても過言ではありません」
さらに…
夫婦で得意なダンスを披露したり
〈上越市から〉
「実は私の妻の、友達の、ご主人の、お父様のご実家がこちら津川にございまして…遠いだろ!」
夫婦漫才で会場を盛り上げたり。
〈五泉市から〉
「ちょっとお菓子まきしたいなと思ってまして」
お菓子をばらまく参加者もいたりとあの手この手のアピール合戦が繰り広げられました。
〈観客〉
「みなさん個性のある方いろいろおっしゃって」
「いいですね。皆さん若々しくて 昔の自分を思い出したようです」
熱戦の末、見事選ばれたのは…
〈司会〉
「つがわ狐の嫁入り行列の主役は1番、倉橋(黒澤)舞さん、黒澤怜央さんに決定いたしました。おめでとうございます」
東京から参加した黒澤さん夫妻。
花嫁の舞さんは阿賀町津川出身で保育園のころから行列に参加してきました。
花嫁を務めることで地元に恩返ししたいと訴え主役の座を勝ち取りました。
〈黒澤 舞さん〉
「生まれ育ったこの阿賀町の津川で幼いころからの憧れの大役に選んでいただきまして、本当に幸せな気持ち」
〈黒澤 怜央さん〉
「練り歩く距離がかなり長いので一緒に筋トレをやったりそういったところをサポートしていけたらなと思う」
黒澤さん夫妻が歩く「狐の嫁入り行列」は6月8日に行われます。