「道に迷った」バックカントリースキー中に遭難し死亡した男性 35歳のアメリカ国籍と判明 死因は低体温症《新潟》
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2月5日、南魚沼市の六日町八海山スキー場でバックカントリースキーをしていて遭難し、死亡した外国籍の男性の死因と身元が14日、判明しました。
死亡したのはアメリカ国籍の自営業の男性(35)です。
警察によりますと男性は5日、1人でバックカントリースキーをしていましたが、チェックインの時間になっても宿泊先を訪れなかったということです。
不審に思った宿泊先が男性に連絡すると「バックカントリースキーをしていたら道に迷った」と話したことから、宿泊先が午後6時すぎに警察に通報しました。
警察や消防などが捜索していましたが、翌日の午前9時ごろ、スキー場付近の宇田沢川の中で全身に雪が覆いかぶさった状態の男性を発見。その場で死亡が確認されたということです。
死因は低体温症でした。
男性はスキー場の駐車場から約300mほどの場所に倒れていて、遭難場所から歩いて下山している途中で死亡した可能性があるということです。
警察は天候やなだれの危険性を調べるなど、スキー前の準備を徹底するよう呼びかけています。