糸魚川・上越市の海岸に漁船が漂着 津波で能登半島からか 《新潟》
糸魚川市や上越市の海岸に漁船が漂着しているのが見つかりました。津波により、能登半島から流されたものとみられています。
糸魚川市の海岸。
漁船が傾いた状態で砂浜に乗り上げています。
上越海上保安署によりますと、1月4日、近くの住民から「船が漂着している」と連絡がありました。
調べたところ、糸魚川市で3隻、上越市で5隻が確認され、いずれも長さが約10メートルの漁船でした。
船の登録番号などによると、能登半島、珠洲市の飯田湾付近から流されたもので津波の影響とみられています。
〈近くに住む人〉
「すごさが分かりますね。津波でやられたもんね」
「海岸へ下りる道があるがその中間くらいまで波がきている。かなりの波だった」
8隻のうち2隻からは油の流出が確認されましたが、大きな影響はないとみられます。
上越海上保安署は流出を防ぐため、一部をロープなどで固定し、それぞれの自治体に対応を引き継ぐことにしています。