拉致被害者家族会など 被害者が一括帰国なら「独自制裁」解除に反対しない方針決める 親世代が存命のうちに「一刻も早く問題を解決させて」
拉致被害者の家族会などは親の世代が存命のうちに被害者が一括帰国出来るならば、「独自制裁」の解除に反対しないとする方針を決めました。
拉致被害者の家族会とその支援団体が25日に開いた合同会議。
親世代が高齢化する中、存命のうちにすべての被害者の一括帰国が実現するならば、北朝鮮に対する「独自制裁」の解除に反対しないなどとする新たな方針を決定しました。
【拉致被害者家族会 横田拓也代表】
「一刻も早く問題を解決させて(被害者を)日本の家族のもとに戻してあげたいと思っている。 本当にギリギリの判断」
去年は、条件付きで人道支援に反対しないとする方針を示していましたが、今年はさらに制裁の「解除」にまで踏み込み、金正恩総書記の解決に向けた決断を促したい考えです。