藤井聡太名人の防衛戦 5月に別府で開催 「湯に浸かっておいしいものを」 “勝負めし”予想も沸騰 大分
将棋の名人戦・第4局がことし5月に大分県別府市で開催されることが決まりました。
史上初・八冠の偉業を成し遂げた藤井聡太名人の対局が行われることになります。
◆TOS野島亜樹キャスター
「藤井聡太八冠の対局が行われるというのが、こちらの趣のある部屋。ここでどんな戦いが繰り広げられるのでしょうか」
将棋の藤井聡太名人がタイトル防衛戦に臨む第82期名人戦七番勝負はことし4月から始まる予定です。
日本将棋連盟などで組織する実行委員会は14日、開催地と日程を発表し、立候補していた別府市でも開催されることが決まりました。
どちらかが4連勝すれば勝負が決着する第4局です。
その舞台となるのは市内にある、創業70年の「割烹旅館もみや」です。
こちらは今から27年前、当時の橋本龍太郎総理が開催した日韓首脳会談の晩さん会が行われた場所でもあります。
その同じ部屋でことし5月18日と19日に注目の対局が行われます。
藤井名人の挑戦者は来月までに決まる予定だということです。
今回の開催決定について別府市民は…
◆別府市民
「えー…まじですか。対局が別府で行われるとは、あまり聞かないものだからびっくり」
また、藤井名人の対局に欠かせない「勝負めし」については…
◆別府市民
「やっぱりとり天と別府冷麺ですかね」
「できれば別府の温泉にまず入ってもらっておいしい別府のものをたくさん食べて頑張ってほしい」
今回の対局は別府市制の100周年記念事業の1つとして行われ、市は経費約2000万円を補正予算として専決処分する方針です。
また、対局当日は別府市公会堂などで大盤解説会も行われる予定で、入場料や勝負めしの選定などは今後、対局の実行委員会で協議されます。
◆長野別府市長
「別府らしいおもてなしを行い別府ブランドの向上につなげていきたい」
県内での名人戦は2013年に日出町で開催されて以来11年ぶり、別府市では初開催で盛り上がりが期待されます。