戦後79年「県戦没者追悼式」遺族のほか初めて市内の小・中・高校生も参列 大分
県戦没者追悼式が6日大分県別府市で行われ参列者が追悼の祈りを捧げました。
追悼式は太平洋戦争などの戦没者を慰霊し県民に平和の大切さを訴えようと1952年から行われています。
戦後79年を迎え遺族の高齢化が進む中、2024年は初めて遺族のほか市内の小・中・高生も参列しました。
式では遺族を代表して父親が戦死した由布市の渡辺啓一郎さんが今の日本に対する思いを語りました。
◆遺族代表 渡辺啓一郎さん
「国土防衛の必要性は言うまでもないが、ややもするとその施策がなし崩し的になりつつあるような気がしてならない。悲惨な歴史を振り返りつつ今一度見つめ直すときも必要ではないか」
県によりますと県関係の軍人軍属などの犠牲者はおよそ4万5000人だということです。