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【妻殺害事件】初公判 元県議「妻を殺害したのは私ではありません」起訴内容を否認 検察「不倫、実家から4000万円の借金 身勝手な犯行悪質」 

2024年10月16日 18:21
【妻殺害事件】初公判 元県議「妻を殺害したのは私ではありません」起訴内容を否認 検察「不倫、実家から4000万円の借金 身勝手な犯行悪質」 
画SHINO

3年前、塩尻市で当時47歳の女性が首を絞められて殺害された事件。

殺人の罪で起訴された夫で元県議の丸山大輔被告の裁判員裁判が16日、長野地方裁判所で始まりました。丸山被告は、「妻・希美を殺害したのは私ではありません」と起訴内容を否認し、無罪を主張。

一方、検察側は犯行動機について不倫関係があったなどと指摘しました。

飯島榛菜記者
「現職県議が妻を殺害したとして起訴された事件から3年。長野地裁では傍聴券を求め行列ができていて、初公判に大きな注目が集まっています」

現役の県議が妻を殺害したとして逮捕、起訴された衝撃の事件。

長野地方裁判所には41枚の傍聴券を求めて318人が列をつくりました。

この事件で殺人の罪に問われているのは元県議会議員、丸山大輔被告・50歳。

2021年9月29日未明、塩尻市の自宅兼酒造会社で妻・希美さん当時47歳の首を何らかの方法で圧迫し、窒息させて殺害したとされています。

午前10時に始まった初公判。丸山被告は黒のスーツに水色のネクタイ、落ち着いた様子で出廷しました。

裁判官から罪状認否を問われると被告は…。

「妻・希美を殺害したのは私ではありません」

起訴内容を否認し無罪を主張。

検察側は冒頭陳述で丸山被告が妻の実家から借金があったことや不倫関係にあった女性との結婚を望んでいたことなどから妻の殺害に至ったと指摘。身勝手な犯行で悪質だと述べました。

一方、弁護側は、不倫発覚後に夫婦仲は悪くなったことはあるがその後は特にトラブルはなく、犯人であることを示す直接的な証拠がないと反論。検察側と弁護側が全面的に争う展開となっています。