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【元県議の妻殺害事件】逮捕前 事件現場を自ら案内 遺影の前で…語る 悲劇の夫から一転 逮捕・起訴 一貫して無罪を主張

2024年10月16日 18:52
【元県議の妻殺害事件】逮捕前 事件現場を自ら案内 遺影の前で…語る 悲劇の夫から一転 逮捕・起訴 一貫して無罪を主張

丸山被告
「そこの金庫前あたりがその…(希美さんが倒れていた場所)」

3年前の2021年9月29日。

塩尻市の元県会議員、丸山大輔被告の自宅兼酒造会社の事務所で妻の希美さん当時47歳が倒れているのを家族が発見、その後、死亡が確認されました。死因は首を絞められたことによる窒息死で首には擦り傷がありました。

室内には土足で歩いた跡があったことなどから県警は、殺人事件として捜査本部を設置。

しかし、進展がないまま1年が過ぎました。

その頃、丸山被告はテレビ信州の取材に応じました。

丸山大輔被告
「思い当たることが無さ過ぎていまだにみんな不思議なふうに思っています。本人がそんな人の恨みを買うようなタイプでもないですし、何があったか知りたいという気持ちは持っています」

当時、塩尻市区選出の県議会議員だった丸山被告。

明治時代から続く酒造会社の代表も務め、妻の希美さんが、事務などを取り仕切っていたといいます。

Q(仏壇に)お参りは毎日欠かさず?
丸山大輔被告
.「いやいや、ハハハハハ、それはそんなに意識はしないですね。ルーティンでやっている感じじゃなくてまあ気が付いたときとか…」

事件当日は県議会の開会中だったため丸山被告は長野市の議員宿舎に泊まっていて、妻が亡くなったとの連絡を受けてから自宅に戻ったと周囲に話していました。

丸山被告
「そこの金庫前あたりがその…(希美さんが倒れていた場所)」

希美さんが倒れていた事務所内を自ら案内しました。

丸山大輔被告
「足跡はそこまで(事務所内だけ)ですね。

Qどんな足跡だったんですか?歩き回ったような?

丸山大輔被告
「それは…あー!でもそうそうそう、歩き回ったというか、至る所にありましたね」

鍵がかかっていなかった入口から侵入されたと話し、現金も盗まれたと犯行の状況を説明しました。

しかし、この2か月後、急展開を迎えます。

北原刑事部部長
「丸山大輔 男48歳で本日11月28日午後9時12分に通常逮捕いたしました。」

事件から1年2か月後、殺人の疑いで逮捕されたのは夫の丸山大輔被告でした。

しかし、丸山被告は「夜は(長野市の)議員会館にいた」などと話し容疑を否認。議会事務局に対しても事件当日は、議員会館に宿泊したとする書類を届け出ていました。

一方、警察は、事件が起きたとされる時間帯、丸山被告が運転する車が、長野市の議員会館と塩尻市の自宅の間を往復していたことが防犯カメラの映像から確認できたなどとして逮捕にふみ切りました。

その後、検察も殺人の罪で丸山被告を起訴。対する丸山被告は一貫して無罪を主張してます。