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浅間山の噴火警戒レベル「2」 引き続き警戒を 火山性地震は増加した状態・火山ガスの放出量多い

2024年9月10日 12:17
浅間山の噴火警戒レベル「2」 引き続き警戒を 火山性地震は増加した状態・火山ガスの放出量多い

長野と群馬にまたがる浅間山の噴火警戒レベルが「2」に引き上げられてからまもなく1年半となります。気象庁は、引き続きの警戒を呼び掛けています。

気象庁 浅間山火山防災連絡事務所飯島聖 事務所長
「現在も噴火警戒レベル2の状態を引き続き継続しながらもですね、火山活動が高まった状態で活動を繰り返す、消長を繰り返すという状況になります」

気象庁は9日、北佐久郡軽井沢町で定例説明会を開き、浅間山の火山性地震は、4月中旬以降、増加した状態が続いていることを示しました。

また、火山ガスの放出量は1日あたり500トン前後で、噴火警戒レベルを2に引き上げた去年3月以前に比べて多い状態が続いています。

一方、山体の膨張を示すと考えられる傾斜変動は停滞していますが、気象庁は引き続き、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒を呼び掛けています。