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70歳を超えて始めた新たな挑戦 「ねんりんぴっく」にeスポーツの県代表として出場 シニア世代も夢中になるその魅力とは…

2024年10月23日 20:05
70歳を超えて始めた新たな挑戦 「ねんりんぴっく」にeスポーツの県代表として出場 シニア世代も夢中になるその魅力とは…

若者に人気のeスポーツが今、シニア世代の生きがいにもつながっています。

主に60歳以上がスポーツや文化で交流するねんりんピックに今年初めてeスポーツが採用され塩尻市の3人が、大会に挑みました。

揃いのユニフォームに身を包み写真撮影に応じる3人。

21日まで鳥取県で開かれていた「ねんりんピック」で、eスポーツの県代表として出場した丸山洋さん、令子さん夫婦と、同じく塩尻市の丸山米子さんです。

一部では絶大な人気を誇るeスポーツ。若者に支持がある一方、体への負担が少なくチームプレーによる仲間との交流も良い影響を与えるとして、近年、高齢者にも広がりを見せています。

今年の「ねんりんピック」でも初めて正式種目に採用されました。

本番4日前、大会前、最後の練習です。今回は、音楽に合わせて正確に太鼓をたたくというゲームに3人1組のチームで挑み、得点を争います。あらかじめ出された7つの課題曲の中から、試合直前に選ばれた3曲で競うルールです。

丸山洋さん
「全体的にとらなければいけないということで、苦手は無いようには努力はしているんですけど、やっぱり速い曲。テンポが速い曲。どうしても点数が出ないですね」

丸山洋さん
「はー、疲れちゃったな。今ので」

3人がeスポーツに出会ったのも、市が開くシニア向けの講座でした。仲間と練習を重ねるうちやりがいを感じるようになったといいます。

Q上手くいってる?
丸山米子さん
「いってないです。本番にこんなに悪い点とったらダメかな。ちょっとがっかりしています。もっと頑張らないと、努力しないといけないと思っています。」

70歳を超えて始めた新たな挑戦。

「頑張れ~」

丸山洋さん
「普段の実力だから。大丈夫。わかった?」

励まし合い臨んだ予選。千葉、鳥取、島根と戦い、結果は2勝1敗。惜しくも予選敗退となりました。

3人は…

丸山令子さん
「ヒヤヒヤ、ドキドキの連続でした」

丸山米子さん
「すごく張り合いになりましたし、生活がいきいきしました」

3人に活力を与えたeスポーツ。ますます広がりを見せそうです。