埼玉の道路陥没事故を受け 長野県内の流域下水道をカメラで確認
埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故を受けて県が管理する下水道管の緊急点検が行われています。確認するのは、下水道管に亀裂や腐食がないかです。
髙山ディレクター
「安曇野市の市道です。先月埼玉で発生した道路陥没事故を受けカメラを使った調査が行われています」
人の立ち入りが困難な狭い場所は、専用のカメラを使って亀裂や腐食がないかを確認します。安曇野市では17日、県が管理する下水道管の緊急点検が行われていました。
職員「管自体はきれいなので、たぶんコンクリートの被りが薄くて鉄筋のさび汁が出ちゃっている。緊急性は特にないと思います」
1月28日、埼玉県八潮市で大規模な道路陥没事故が起きました。大型トラックが巻き込まれ、現在も運転手の安否は分かっていません。陥没は下水道管が腐食し破損したことが原因とみられています。
県ではこれまで道路上からの巡視を月に1回、マンホールからの点検を1年から2年に1回、カメラを使った調査を5年に1度行ってきました。今回は埼玉での道路陥没事故を受けて、直近の調査で経過観察となっていた県内3区域の26か所、のべ3.8キロを今月6日から緊急点検しています。
県が行っている調査でこれまでに、緊急性のある異常は見つかっていないということです。