南海トラフ地震臨時情報で「巨大地震注意」が発表されたことを受け、信州でも防災の意識が高まっています。

9日正午ごろ、飯田市にあるホームセンター。飯田市は南海トラフ地震の想定震源域で地震が起きた場合「最大震度6強」が想定されています。

カインズ飯田店　福本敬行さん
「ここら辺のものが緊急用のトイレなどになっていて売り切れている状態です。ここは水をためておくための折り畳み式ポリタンクになっていたのですが売り切れています」

午前9時の開店から約3時間で防災用の簡易トイレやバッグ、それに家具の転倒防止用のポールなどが売り切れに。飲料水はわずかな商品しか残っていませんでした。

カインズ飯田店　福本敬行さん
「お客様からは売り切れているということで在庫の問い合わせが入っています。ニュースを見て地震を深刻に考えられているんだなというのは感じられます」

売り場には、防災用品を買い求める人たちが次々に訪れていました。

買い物客は
「南海トラフの関係の地震ということで何も準備をしていなかったので買いに来ました。家具が倒れないようにするやつとか（保温用）シートだったり準備しに来ました」

買い物客は（愛知県から帰省）
「自分の家は備えは多少あるんですけど実家は何もないと聞いて、何もないのはまずいかなと思って来ました。（商品が）あまりないのでびっくりです」

店では当面、商品の発注数を増やして対応することにしています。