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【特集】100年超の伝統 明治大学応援団の志賀高原合宿に密着 熱血!松商学園出身の1年生が初めての合宿で奮闘!超過酷!拍手の練習で手から血が…全身全霊「元気づけられるような存在になりたい」

2024年9月17日 20:27
【特集】100年超の伝統 明治大学応援団の志賀高原合宿に密着 熱血!松商学園出身の1年生が初めての合宿で奮闘!超過酷!拍手の練習で手から血が…全身全霊「元気づけられるような存在になりたい」

100年以上の伝統を誇る明治大学の応援団が、この夏、志賀高原で合宿を行いました。

県内出身の1年生も初参加、今どきの大学生が過酷な応援練習に耐え、家族に成長した姿を見せました!

標高1700メートル、下高井郡山ノ内町・志賀高原。この地で9日間の夏合宿を行ったのは東京六大学の1つ、明治大学の応援団です。

実に103年の歴史を持つ明治大学応援団。主に、東京六大学野球や箱根駅伝などの応援に駆けつけ選手を鼓舞します。

応援団は「2部1班」で構成。

応援席を彩る「バトン・チアリーディング部」。

楽器の演奏で応援をひとつにまとめる「吹奏楽部」。そして、とにかく熱くエールを送る「応援指導班」。

総勢150人の大所帯です。

応援指導班に所属する山崎晃希さんは松商学園出身の1年生。

高校時代、部活には所属していませんでしたが、入学前から憧れていたという応援団の門をたたきました。

山崎晃希さん
「(受験の時)ユーチューブでよく明治大学の応援団を聞きながら勉学に励んでいました。そちらの世界に引き込まれたというのが(入団の)きっかけでございます」

山崎さんにとって今回が初めての合宿。練習を前に、この表情…。何とも言えない緊張感が漂います。

「集合!集合~!」

ランニング

「よいさ~よいさ~追い付けよ!1年!朝9時から始まったのは体力作りのトレーニング。

腕立て
「よいさ~」よいさ~」

応援団の活動の中心は主に大学野球の応援です。1試合の平均時間はおよそ2時間から2時間半。その間、応援は休みなく続くため体力と精神力が問われます。

午前中およそ3時間のトレーニングを終え…

山崎さん
「体力的には大変きつい状況ではございますが、午後練習からまた頑張っていきたいと思っております。

Qお腹は?

山崎さん
「あまり空いておりませんたくさん走ったため疲れ切っている状況でございますので」

「姿勢を正して。いただきます。いただきます」

山崎さん
「大変美味しいです」

午後の練習に向けてしっかり腹ごしらえ。そしておかわりも。

「失礼します。ごっつあんです。ごっつあんになります。失礼します」

上級生に対する挨拶はいまも続く応援団ならではの伝統。それでも練習中の緊張からは解放され笑顔も増えます。

応援団の同期は
「(山崎君は)愛されてるし、あと自分からいじってほしそうな顔してる」

山崎さん
「合ってると思います」

午後から始まったのは本格的な応援練習でした。

手を叩く練習

指導班 谷口颯希さん(3年)
「声が枯れてたりして出来ないなりにもっともがこう!手が割れてて痛いけどけどやるしかない!全部腹くくってやるぞ!」

指導班に求められるのは声の大きさ、タイミングのあった拍手、そして、美しい姿勢です。

「0!100!0!100!体幹ずらすな!力入れろ!はい!」

この練習を続けること…、なんと2時間!

何千回と叩いた手からは…。応援指導班の勲章だといいます。

午前、午後、さらに夜に分けて1日およそ8時間のトレーニング。

合宿の特徴は、「学生が主体」。監督が口をはさむことはほとんどありません。

明治大学応援団 菅谷康徳監督
「やっぱり応援団なので他人を鼓舞・激励する団体としてはまず最初に仲間を仲間として支え合う。みんなしっかり認識をしてくれてそれなりに背伸びして頑張ってくれているので、よくやってるなって思います」

毎年、最終日には合宿でお世話になった地元の人や家族、友人たちを前に合宿の成果を披露するのが恒例です。

山崎さん
「いつだれが見ても元気づけられるような存在になりたいなと思っております。(家族に)最後まで元気な姿を来て下さる人に見せたいと思います」

※9月8日※

9日間の厳しい合宿を終え迎えた発表会当日。山崎さんの家族も会場にやってきました。

山崎さんの母・山崎恵美さん 「頑張ってね」
山崎さん「はい」

応援団で奮闘するわが子の姿を、この日初めて、目にします。

母・山崎恵美さん
「(応援団として)やってる姿を見るのが初めてなので、一生懸命やってる姿を見たいです」

明治大学応援団 前田知咲 団長
「明治~大学~校歌~」

「そーれフレフレ明治!フレフレ明治拍手~」

そして発表会はフィナーレへ

「ありがとう。ありがとう志賀高原~ありがとう。ありがとう志賀高原~」

母・山崎恵美さん
「合宿中もすごく辛かったり大変だったと思うんですけどそのきついことを乗り越えたからきょうこのステージに立てたと思うしすごい頑張ったと思うので本当に息子はかっこいいなと思いました」

山崎晃希さん
「やりきって本当に清々しい気持ちでいっぱいです。もっともっと成長してお母さんやおじいちゃんおばあちゃんお世話になった人に 感謝とか恩返しできるような応援団員として成長していきたいと思います」