木曽郡内で唯一対応も・・・ 県立木曽病院でお産取りやめに 住民説明会【長野】
木曽郡内で唯一お産に対応している県立木曽病院が来年4月から医師不足などによりお産を取りやめる方針で、16日に住民説明会が開かれました。
県立木曽病院 濱野英明院長
「残念ながら令和8年度以降、現在とは違って安心安全な分娩体制を継続することは極めて難しい状況だと判断しております」
木曽町で開かれた住民説明会には約70人が参加しました。説明会では帝王切開などに対応する麻酔科医が70歳になるため来年4月以降は常勤できず、ほかの医師確保の見通しが立っていないことが示されました。このため安全な分娩環境が維持できなくなり来年4月以降、お産を取りやめる方針としています。
参加した人は「安心して産める場所がなくなっちゃったんだなと思います」
県立木曽病院は、今後も各地で説明会を開く方針です。