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9月16日は敬老の日 楽しく元気に!「健康ディスコ」最高齢は87歳!「おしゃべりして体を動かして最高ですね!」

2024年9月13日 21:06
9月16日は敬老の日 楽しく元気に!「健康ディスコ」最高齢は87歳!「おしゃべりして体を動かして最高ですね!」

来週9月16日は敬老の日。
「楽しみながら、心も体も健康に」、中高年向けの「ある講座」が県内で広がり始めています。その名も「健康ディスコ」です。

「わ~中から楽しそうな音楽が聞こえてきます」

「ミュージック!スタート!」

ディスコミュージックに合わせて体を動かす「健康ディスコ」。楽しみながら、体力づくりや認知症予防などに繋げてほしいと村の社会福祉協議会が7月から7回の日程で開催しています。

村に住む60歳以上の住民なら誰でも参加することができ、この日は20人あまりが集まりました。

誰でも気軽にできるように、足踏みをしたり、手を伸ばしたりと、簡単な動きが中心です。大事なのは、とにかく楽しむこと。

小宮山知紗ディレクター
「めちゃくちゃ楽しいです。心も元気になるし、汗も結構かくので、すごく気持ちいいですね。最高ですね」

運動したあとのお茶の時間も、楽しみのひとつです。

参加者(60代)
「音楽に合わせて体が動くっていうのは楽しいですね」
「友達はたくさんできるし、明るい気持ちになれますね」

参加者(最高齢87歳)
「若い人たちと一緒にパワーをもらって、思いきり騒いで、楽しかったです。皆さんと会って、おしゃべりして、体を動かして、最高ですね」

朝日村社会福祉協議会 北沢朋子さん
「皆さん本当に笑顔で参加していただいてとても楽しんでやっていただけることが、すごく私も嬉しいです」

この「健康ディスコ」。

考案したのは、松本市在住のプロダンサーちびゆりさん、36歳。

「こんにちは!」

Q今はどんな作業をされているんですか?

「今はですね、9月に私がダンスのショーというか本番を舞台で踊るんですけど、それに使用する曲の編集をやっていました」

両親の影響で、音楽に囲まれて幼少期を過ごしたちびゆりさん。

踊ることの楽しさを知ったのは、3歳のころ。クラシックバレエを始めたのがきっかけでした。そして、高校時代、ストリートダンスと出会います。

プロダンサーちびゆりさん
「高校に進学したときに高校の中にダンス部があって、そこでの部活体験をしたときに、めちゃくちゃかっこいいダンスがあるんだ!っていうのがストリートダンスとの出会いでそこから始めました」

大学4年生の時には、ストリートダンスの日本一を決める大会で見事優勝。プロダンサーの道を歩み始めました。

そんな中、コロナ禍で転機が訪れます。当たり前にやってきたダンスが思うようにできなくなった時、気持ちに大きな変化が。

ちびゆりさん
「自分のダンスが自分のためじゃなくて、社会とか周りの人のためになることはないかなっていうのを探すようになってきて、そこからはちょっといろいろ活動が変わってきました」

3年前、千曲市の社会福祉協議会から声をかけられたことをきっかけにシニア向けの体操「健康ディスコ」を考案しました。

「誰でも無理なく楽しめる」がコンセプト。体を動かすことで運動機能を高めたり、仲間と交流することによって認知症予防にもつながればと考えました。今では、県内4つの市町村で講座を開くまでに広がりを見せています。

ちびゆりさん
「最初はやっぱりダンスってって構えてらっしゃる方も、音楽と一緒に踊ってみるとどんどん表情がほぐれていって、楽しいわって言ってくださる、そんなたくさんの笑顔を見ることができて、私もエネルギー、パワーをいただきますし、元気をもらっていますね。信州全体がみんなでダンスで明るくなったら、そして健康でハッピーに笑顔が増えたらいいなと思っています」

楽しみながら心も体も元気に…。

新しい健康づくりの形が広がっています。

10月2日には、これまでの成果の集大成である発表会を開催する予定。(場所:朝日村 えべやかたくりの里)