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専門家に聞く 台風への備えとは まずは「避難経路」を確認 非常持ち出し袋も 

2024年8月30日 20:55
専門家に聞く 台風への備えとは まずは「避難経路」を確認 非常持ち出し袋も 

自治体や学校などで防災研修を行う日本赤十字社の関 文博さん。台風に備え、まず行ってほしいというのが…。

日本赤十字社長野県支部関 文博さん
「ハザードマップの確認ですね」

自然災害が発生した場合の危険な場所や避難場所をまとめたハザードマップ。洪水の際の浸水リスクなども知ることができますが、備えで大事なポイントは「避難経路」だといいます。

関さん
「ふたのないU字溝があったりすると大雨の時は道路との境目が分かりづらくなりますので、足を滑らせてけがをしてしまうということになりかねませんので。安全に避難するために日頃から経路の確認と危険な場所を想定される、危険なところを確認しておくというのが非常に有効なんではないかと思いますね」

また、自宅にある非常持ち出し袋について、災害時の避難所をよく知る関さんは、ある工夫を心がけてほしいとしています。

関文博さん
「高齢者やなんかは避難先で快適に過ごせなかったことが原因で生活不活発病というのに陥る可能性があって、それが原因で死に至る、最悪の場合、
災害に応じた避難持ち出し袋の準備が必要になってくるんですよね。基本のセットは置いておいて、じゃあ今回は水害だからこれにしようとか。同じ災害は2つとしてなくて、その時その時で状況は変わってきます。備蓄薬なんかもそうですけど、一人一人用意しておくものは当然違います。ですので、準備も含めてご自分で考えて日頃から備えておく必要があると思います」