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【体調不良訴える】滝沢市の中学校 理科の実験中に頭痛や吐き気 症状軽いも5人病院搬送 鉄と硫黄で化学反応起こす実験 岩手県

2024年7月1日 18:30
【体調不良訴える】滝沢市の中学校 理科の実験中に頭痛や吐き気 症状軽いも5人病院搬送 鉄と硫黄で化学反応起こす実験 岩手県

 最初は理科の実験で事故です。

 1日正午ごろ、岩手県滝沢市の中学校で体調不良を訴える生徒が相次いで病院に運ばれました。

 理科の授業で鉄と硫黄で化学反応を起こす実験をしていたということです。

 1日正午ごろ、滝沢市立滝沢中学校から「生徒たちが頭痛や吐き気を訴えている」と消防に通報がありました。

 駆け付けた消防が2年生の男女5人を病院に運びましたが、症状は軽いということです。

 消防などによりますと、5人は理科の授業で鉄と硫黄と希塩酸を混ぜて、「硫化水素」を発生させる実験をしていました。

 当時、窓を開けて換気をしていたものの、何らかの理由で硫黄、もしく毒性ガスの硫化水素を吸い込んで体調を崩したものとみられています。

 滝沢市教育委員会によりますと、この実験は「ごく一般的な学習内容」だということで、事故の詳しい状況や原因はわかっていません。

 同様の事故は去年、秋田県や東京都の中学校でも起きています。