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【若手消防士 訓練の成果競う】救助技術を競う県大会 岩手

2024年6月27日 14:56
【若手消防士 訓練の成果競う】救助技術を競う県大会 岩手
 岩手県矢巾町の県消防学校で27日、救助技術を競う県大会が行われました。消防士たちは日ごろの訓練で培った高い技術とチームワークで競技に臨んでいました。

 古舘アナリポート
 「照り付ける太陽の下、県内12の消防本部に勤務する若手消防士たちが日ごろの訓練の成果を披露しています」

 この大会は消防士の救助技術の向上を目的に毎年行われています。今回は19歳から31歳までの207人・77チームが参加し、様々な災害の発生を想定した7種目で、救助活動に必要な動作の速さや正確さなどを競いました。

 「障害突破」は、ビル火災などの都市型災害を想定した種目。壁をよじ登ったり、建物の間に渡したロープを渡るなど、ルートに設けられた5つの障害を、チームで協力しながら乗り越えゴールを目指します。

 「引揚救助」は、地下街やマンホールなどからの救助を想定した種目。重い装備を背負いながら約7メートル下にいる要救助者を手際よく引き上げていました。

 奥州金ケ崎消防本部 小野寺優騎さん(27)
 「2か月くらい練習してきたので、自分たちが持っている力は出せたのかなと思う。その訓練が結果的に現場につながるようにやっていきたい」

 各種目の上位に入賞したチームは、7月に宮城県と青森県で行われる東北大会や、8月に千葉県で行われる全国大会に出場することになっています。