【破魔矢づくり大詰め】新年迎える準備進む 岩手・盛岡八幡宮
12月に入って、ことしも残すところ1か月を切り、各地で新年を迎える準備が進められています。盛岡八幡宮では、正月の縁起物、破魔矢づくりが大詰めを迎えています。
盛岡八幡宮ではことし、例年より少し早い8月から破魔矢を作り始めていて、飾りつけも残すところ300本です。2日は、4人の巫女が真剣な様子で作業にあたっていました。
「破魔矢」は邪気を払い、福を呼び込むとされていて、白や赤などの矢に、来年の干支「巳」の絵馬、商売繁盛、家内安全のお札などを、手作業で一つ一つ丁寧に取り付けていました。
2日中にすべて飾りつけ、出来上がった1万本の破魔矢は今月21日から販売される予定です。
巫女・久保田有夏さん(19)
「来年もみなさまが健康で幸せな一年をお送りできるよう奉仕している」
新型コロナが5類に移行されて初めて迎えたことしの正月3が日の参拝客は、コロナ前より多いおよそ24万5000人で、盛岡八幡宮の周辺では、参拝客による車の渋滞がみられました。
来年もおよそ24万人の参拝客が見込まれるため、盛岡八幡宮は、公共交通機関での来場を勧めています。