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荘内銀行(鶴岡市)北都銀行(秋田市)が合併へ 東北初、県境越えた広域の地方銀行誕生へ

2024年1月25日 12:53
荘内銀行(鶴岡市)北都銀行(秋田市)が合併へ 東北初、県境越えた広域の地方銀行誕生へ

荘内銀行と秋田市の北都銀行が合併する方針が25日、明かになりました。合併は2026年度中を予定し、東北初の県境をまたいだ広域の地方銀行が誕生することになります。

両行の親会社のフィデアホールディングスの発表によりますと、鶴岡市の荘内銀行と秋田市の北都銀行が合併を目指し具体的な協議を進めることが、きょう午前に開かれたそれぞれの取締役会で決議されました。合併は2026年度中を予定し、新しい銀行の名称でスタートする見込みです。合併が実現すれば、東北で初めて、県境をまたいだ広域の地方銀行が誕生することになります。
荘内・北都の両銀行は2009年、営業ノウハウの統合や本部機能の強化など経営の効率化に向け、経営統合しました。一方で、山形県・秋田県はいずれも人口減少や事業所数の減少などの課題を抱え、より一層の効率化を図る必要があると判断。合併することで、行員の有効活用や広域的なビジネス展開が期待できるということです。
両行ともに、合併に伴うことし3月期の業績予想に変更はないとしています。